★スキーメーカーから応援メッセージ!
在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、またまた朗報です! 7月から北朝鮮のスキー場開業阻止のためロビー活動に励んできましたが、今度はオーストリアの名門スキーメーカー・フィッシャー社から、北朝鮮と一切取引しない旨の確約をいただきました!
アメリカ政府系放送局の自由アジア放送(RFA)がさっそく報じています。
http://www.rfa.org/korean/in_focus/human_rights_defector/ski-08272013163317.html
日本語機械翻訳はこちら。だいたい分かる日本語になっています。
はじめての方は下記もご覧ください。
本ブログ2013年8月5日付記事
お便りの中で社長秘書室のスーザン・ゴールドバーグさんは、「皆様が不正や人道犯罪との戦いで引き続き成果を挙げることを期待しています」と力強い応援メッセージを寄せてくださいました。さすが一流メーカーだけあって、企業の社会的責任を深く理解しているなと感心しました。
ちなみにフィッシャーのスキー板は、高速安定性が素晴らしいです。多くの一流選手が使っており、ガンガン飛ばす方にお奨めです。スキーを買うなら、ぜひトップブランドのフィッシャーを!
金正恩:「いいか、スキー板を持ちこんだ外国人観光客はすぐ逮捕しろ! 人民どもに絶対スキーを見せるな! スキーは雪山を徒歩で登るスポーツだと教え込め!」
お爺ちゃん将軍:「でもそんなことを教えたら、元帥様ご自身がスキーを楽しめませんよ」
金正恩:「なんにも分かってねえな、クソジジイ! これには体制の存続がかかっているんだ! スキーどころじゃねえんだ! チャウシェスクみたいになりてえのか!」
★北朝鮮が壊れちゃった?!
金正恩のメンツがかかった馬息嶺(マシクリョン)スキー場計画が暗礁に乗り上げてから、北朝鮮は変な行動をとり始めました。リフト調達を後回しにした無計画・デタラメを責任追及されたらタイヘンと、焦っている幹部がいるのでしょう(笑
8月24日に北朝鮮スキー協会は、リフト禁輸に反発する談話を発表し、公式メディアの朝鮮中央通信が伝えました。談話は「一部の国が国連制裁に従ってスキーリフト輸出を阻止する極めて異常な事態が起きた」「わが体制と人民に対する許しがたい侮辱」「国連憲章の蹂躙」と強く非難しています。いくら北朝鮮とはいえ、個別取引について公式談話まで発表するのは異例です。
http://www.kcna.co.jp/item/2013/201308/news24/20130824-14ee.html
内容は国連安保理決議をまったく理解していない稚拙なもので、恥の上塗りとなりました。しかも「スキー場用のリフト設備はロケットも核兵器も生み出さない」と制裁の不当性を訴えたことで、逆にロケットや核兵器を阻止するための制裁は正当と暗に認めてしまいました。
やっちゃいましたね。担当者が収容所送りにならないといいのですが。。。
またよせばいいのに、外国メディアにスキー場工事現場を公開しています。下記は共同通信がYouTubeで公開している動画。
負け惜しみなのか、リフト風のものがチョロっと写っています。白頭山の小規模スキー場から移設する情報はありましたが、これのことか? いずれにせよ兵士を一日一万人動員して作った大規模スキー場に、中古リフトが数本あるだけでは、かえってみっともないだけです。
さらに9月1日には、大風呂敷を広げてゴマかす作戦か、2018年に韓国・平昌(ピョンチャン)で開催予定の冬季五輪のため「要請があれば会場を提供する用意がある」と言い出しました(爆笑
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130901/kor13090121380003-n1.htm
オリンピック競技で使うにはFIS(国際スキー連盟)公認コースになる必要がありますが、リフトもないコースは公認されません。FIS規則集650.4.1は公認申請書類に記載すべき事項として「索道設備の説明とその1時間当たりの輸送能力」「人口降雪設備」などを挙げています。話にもなりません。
韓国の平昌オリンピック組織委員会は9月4日に、北側の提案を「現実的でない」と一蹴しました。さらに「競技を行うにはインフラや宿泊施設などの施設が不可欠であり、安全も確保されなければならない。もし馬息嶺でも競技を行うとなると、これらが大きな問題となる」と当然のことを述べています。
つまらないことを言い出したばかりに、北朝鮮はまた大恥をかいてしまいました(笑
しかし笑ってばかりもいられません。今回のスキー場計画大失敗は、精神年齢が小学校低学年程度の指導者が気まぐれで国を動かしている現実を示すもので、あらためて北朝鮮の脅威の大きさを感じさせます。幼稚な独裁者は、日本を攻撃できる核ミサイルを持っているのです!
もちろん核攻撃は自殺行為なので99%行わないでしょうが、金正恩に合理的判断能力がない以上1%の可能性は常にあります。日本人が大量虐殺される可能性が1%もあるというのは、絶対に容認できない事態です。私たちの命にかかわる話です。問題を先送りせず、一刻も早く体制崩壊させ、根本解決する必要があります。
核を持った幼児
北朝鮮のプロパガンダ動画
★スキーメーカーに通達を出させよう!
北朝鮮によるリフト密輸はほぼ阻止できましたが、まだ闘いが終わったわけではありません。金正恩の幼児性を知らしめて決定的ダメージを与えるには、スキー板・スキーブーツ等のスキー用品の密輸も阻止しないといけません。総力をあげてスキー場を作ったのに、リフトはおろかスキー用品さえないという事態になって、はじめて北朝鮮国民は指導者のバカさ加減を思い知ります。
残念ながらスキー用品は、リフトよりはるかに密輸が容易です。リフトを調達するにはリフト会社本社とやり取りする必要がありますが、スキー用品は数ある問屋の一つから仕入れれば足ります。スキーメーカーが禁輸措置を十分理解していても、無知な問屋が狙われてしまったら終わりです。メーカーから問屋に注意喚起の通達を出すよう、各社にメールを送って要請しましょう。
スキーメーカーにとっても、金正恩が自社製品を身につけてニュースに出る事態は悪夢です。過去何十億円も注ぎこんで築き上げたブランドイメージが、一瞬で崩れてしまいます。およそ国際社会を核兵器で脅かす人道犯罪者ほど、ブランドイメージを傷つけるものはありません。スキーメーカーが危機を回避できるよう、知らせてあげましょう。
すでに過去に送ったメールで法的リスクは伝えているので、今回の例文は北朝鮮の人道犯罪に触れ、ブランドイメージ崩壊リスクについて簡単に警告する内容にしました。
リンクを張ったのはワシントン・ポスト紙9月3日付社説で、北朝鮮収容所について「収容者が人体実験のため毒を盛られ、女性が子殺しを強制され、一家がガス室で皆殺しにされる秘密の世界」と強烈な表現で糾弾したものです。社説は第二次世界大戦中にアウシュヴィッツに向かう線路を破壊しなかった過去に触れ、北朝鮮人権問題に取り組んでこなかった国際社会の不作為を批判しています。教育のある欧米人には、これで十分です。
それでは皆様、ほんの少しだけお時間をください。各社にメールを送っていただきたいのです。例文をコピーするだけなら1分とかかりません。こうした活動の積み重ねは、確実に効果を発揮します。よろしくお願いいたします。
送り先(宛先を自分にして、BCCに下記をコピーしてください)
info@kaestle-ski.com, contact@stockli.com, info@elan.si, info@k2sports.com, communication@rossignol.com, info-consod.france@dynastar.com, info@atomic.com, goode@goode.com, office@kneissl.com, info@voelkl.com,
例文
件名: Protecting your brand image
本文:
Dear Sir/Madam,
I am writing to strongly and respectfully urge your company to notice all your dealers to be vigilant on illegal orders from
http://www.washingtonpost.com/opinions/in-north-koreas-death-camps-thousands-of-prisoners-disappear/2013/09/02/30494244-10d8-11e3-b4cb-fd7ce041d814_story.html
I suggest that you notice your dealers immediately.
Yours sincerely,
(あなた様のお名前)
それでは皆様、いますぐお送りください。
★国連調査委員会が日本で調査
すでにテレビや新聞報道で皆様ご存知と思いますが、北朝鮮人道犯罪を調査する国連調査委員会(COI)の委員3名が8月末に来日し、国連大学で2日間の公聴会を開催しました。事務局スタッフは7月末から来ていて、私のほうでは関係者との面談を設定したり、資料を用意したりするなどの手伝いをしてきました。面談のお時間をいただいた方々に厚く御礼申し上げます。
特に自民党拉致問題対策本部の山谷えり子本部長と参議院議員の塚田一郎先生がCOI事務局責任者と面談し、じっくり時間をかけて拉致問題をレクチャーしてくださったことは、たいへんな好影響をもたらしました。産経新聞が報じています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130827/plc13082713470010-n1.htm
山谷えり子先生
記者会見でカービー委員長は、横田滋さんと横田早紀江さんの証言について「なぜ娘がいなくなったか分からず、傷ついている彼らの証言を私は心に抱き続ける」と深刻な表情で述べました。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130831/kor13083101210000-n1.htm
いよいよ拉致問題は、国際的大問題になろうとしています。
公聴会が終わったあとCOI委員は安倍総理を表敬訪問しましたが、なんと総理は1時間近く拉致問題を語り「拉致問題は安倍政権で必ず解決する決意だ」と強調しました。首相の面談時間としては国家元首級の長さです。委員は日本の揺るぎない決意を感じ取ったことでしょう。
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201308/30kitachosen.html
思えば2年前に「北朝鮮での『人道に対する罪』を止める国際NGO連合」(ICNK)設立総会が東京で開かれ、COI設立を当面の目標と定めたときは、すぐに実現するとは思っていませんでした。ブログには書きませんでしたが、実は設立にあたって様々な障害があることが会議で説明されました。
本ブログ2011年9月20日付記事
ましてや国際人権分野では目立たない日本が、各国に根回しして主導的に設立するなど、誰一人予想していませんでした。
日本はやればできるのです。強い決意と実行力を持つリーダーがいれば、国際政治を揺り動かすことができるのです。今回の一件が証明しています。
おほぞらにそびえて見ゆるたかねにも 登ればのぼる道はありけり
(明治天皇御製)
意: 大空に高くそびえたって見える険しい峰にも、決意を固めて登ろうとすれば、登り得る道はあるのです