安倍元総理国葬儀の一般献花に行ってきました。一部で報道されたとおり、若者を含むたいへんな数の人が並んでいました。私が地下鉄半蔵門駅付近で列に加わったのは午後1時半すぎ。それからゆっくりゆっくり進み、4時半になってようやく四谷駅の折り返し地点につきました。実際に献花できたのは6時半くらいです。5時間も列に並んだのは生まれて初めてです。

磯崎官房副長官は一般献花者の人数が最終的に2万5889人だったと発表しました。しかしこの人数には、自民党本部に急遽設置された献花台を訪れた人は含まれていません。5時くらいに「党本部ならすぐ献花できます」と案内する党職員らしき人がきて、相当数が流れました。また高齢の方で、2時間くらい並んでから近くの若い人に代理献花を頼んで帰った人もいました。受付が終了したため献花できなかった人も結構いましたし、仕事のため途中で帰らざるを得なかった人も大勢いました。平日の昼間に、これほど多くの人が献花に訪れたことは驚異的です。

Fdpxi8yVsAAR9bV

自民党の麻生太郎副総裁は10月2日、「若い人のなかに日本人が育ちつつある」と述べました。引用します。

「国葬に対しても色んな話がわんわん出てましたけど、2時に始まる国葬に(一般献花は)受け付け4時までというのに対し、5時6時7時8時9時まで、赤坂の前までずーっと人が並んでいた。少なくとも赤坂御所の前にいた人は9時ごろまで見かけられた。何時間かけて、ずーっと若い人なんかが並んで立っている。それが国葬における現場であって、その人たちの声がなんで新聞やマスコミには載らんのですか。
人から強制されたわけでもなんでもない国葬というのがある。あれだけの多くの人が延々と夜まで並んでいるという状況を見て、私は正直何とも言えない気持ちになって、本当に立ち止まってお辞儀をしてしまったのが正直な実感なんで。そういった日本人が今、若い人たちのなかに育ちつつある。若い人たちのなかに多くの日本人が育ちつつある。
 そういった意味で、若い人のなかに希望が見える、そう確信して日本の政治に取り組んで参りたい」


麻生副総裁のいうとおり、強制など全くありません。共産党が主張していた「弔意の強制」はデタラメです。3万人以上が、自らの意思で、静かに礼儀正しく献花に訪れたのです。
それに対して、マスコミがさかんに取り上げた国葬反対デモはサヨク老人中心で数十分の一の規模。比べものになりません。黙祷の時間に合わせて太鼓やタンバリンを鳴らした下劣極まりない行動を、どれだけの日本人が支持するでしょう?

大きな危機に直面しようとしている日本ですが、しっかりとした若い人が育ちつつあると感じました。安倍元総理も上空からご覧になって同じように思ったでしょう。


Emperor Meiji uniform
くにのためたふれし人をおもひつつ
ねたるその夜のゆめにみしかな
(明治天皇御製)