★ 全国から応援団が駆けつける 

10月31日の衆議院選で、対中国非難決議実現のため頑張ってきた長尾たかし先生が大阪14区で次点に終わってしまいました。比例復活もなりませんでした。日本にとって大きな損失だと思います。

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私は泊りで大阪に行き、ボランティアとして2日間選挙活動を手伝いました。驚いたのは全国から多数のボランティアが集まっていたことです。私が入る前日には著名ジャーナリストの有本香さんがきていましたし、外国人犯罪問題の権威の坂東忠信さんも関東から泊まりで応援にきていました。門田隆将さんも後からきました。福岡から馳せ参じた共産党潰しで有名な小坪慎也議員は、街頭に立ち熱く支持を訴えていました。福井県や岐阜県、兵庫県の一般の方もいました。ネット上では「長尾先生がいないと中国にやられてしまう!」という悲鳴のような応援が飛び交い、文化人放送局は応援特集を組んでいました。しかし地方選挙と違って国政選挙は「風」がものをいう世界。台風のような維新の強風に勝てませんでした。

残念なのは、長尾先生の数々の業績が地元で知られていないことです。本人も次の仕事のことばかり考えていて、過去のことを宣伝しません。例えばこれだけ対中政策に焦点が当たっていますが、過去最強の制裁を実現して香港で大きく報道させたのが長尾先生だという事実は、報道関係者でも一部しか知りません。もう少し実績が知られたら違った結果になっていたのではないかと悔やまれます。

どれだけ大きなインパクトがあったか、香港でもっとも権威ある英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが「林鄭月娥行政長官の日本の銀行口座が凍結へ」とデカデカと報じたことで分かります。これを蘋果日報や台湾紙が後追いし、華人圏で大騒ぎになりました。


長尾先生は内閣府大臣政務官だったとき、松原仁先生の質問主意書に対して「アメリカに拠点を持つ邦銀は、世界中どこでもアメリカ制裁対象者と取引するな」という答弁を決裁しました。つまり、アメリカに制裁を科されている中国高官が日本国内に銀行口座(名義を問わず)を持っていた場合、即座に凍結せよということです。アメリカ金融制裁が日本で自動適用されるようにしたのであり、たいへんな意味をもちます。中国高官は巨額の隠し財産を世界中に分散投資していて、間違いなく日本にも一定割合あります。それを即座に凍結できるようにしたのです。

銀行口座凍結というのは、やられる側からすれば一大事です。もしも自分の銀行口座が凍結されたらと考えると分かりやすいです。給料は受け取れない、銀行にお金があるのに引き出せない、クレジットカードは使えなくなる、光熱費の引き落としもできない、スマホは止まる、社会的信用は地に墜ちる等々、普通の社会人として生活できなくなることを意味します。凍結されたのが一生懸命ワイロをせびって貯め込んだ数十億円なら、ショックで寝込んでしまうでしょう。中国高官にとって生きるか死ぬかのレベルの大ニュースであり、長尾答弁で実現した制裁は間違いなく最高幹部に報告されたはずです。「日本を甘く見るなよ!」という強烈なメッセージを送ることに成功したのです。

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長尾先生は11月2日、嬉しいツイートをしました。
「引き続き、長尾たかしを応援してください!議員でなくとも政治は出来ます。皆さんと一緒に継続していきます。よろしくお願い申し上げます」
https://twitter.com/takashinagao/status/1455360381711360000

国会にも間違いなく復帰するでしょう。次の高市政権で要職に就いてもらいたいものです。中国の脅威が増すなか、安倍元総理に「私は長尾たかしほど無鉄砲な男を見たことがない」といわせた漢が日本に必要とされています。




Emperor Meiji uniform
國民のつくす力によりてこそ
世はにぎはしくなりまさりけれ
(明治天皇御製)