★ これこそ不当な差別だ! 

日本共産党の志位和夫委員長が9月14日、「共産党への差別」を障がい者への差別と同列にして「あらゆる差別を許さない」とツイートしたことに強い憤りを覚えました。心ならずも障がいを負った方への不当な差別と、事実に基づく共産党への批判は全く別次元の問題であり、同列に論じることこそが不当な差別です。

また差別問題を悪用して批判を封殺するのは表現の自由・民主主義への挑戦であり、決して許されないことです。

共産党は野党共闘が実現して思いあがっているようです。過去のテロの歴史を考えると危険です。

shiisabetsu

共産党が破壊活動防止法に基づく調査対象団体であるのは、昭和26年の「51年綱領」で「われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない」とする「軍事方針」を採択し、警察官射殺等のテロ事件を数多く起こしたこと、そしてテロを休止したあとも「敵の出方論」を採用し、暴力革命の可能性を否定することなく現在に至っているからです。公安調査庁HPのとおりです。

札幌市で白鳥一雄警部を射殺した白鳥事件は最高裁で有罪が確定していますが、共産党は冤罪だと強弁を続け、被害者家族に謝罪も賠償も行っていません。実行犯は中国に密航し、中国共産党に匿われて日本語教師になり平成20年代まで生きていました。

加藤勝信官房長官は14日の記者会見で、
「政府としては日本共産党のいわゆる『敵の出方論』に立った暴力革命の方針に変更はないものと認識している」
「志位氏の発言によって政府の認識は何ら変更するものではない」
と明確にしました。

共産党は、オウム真理教よりはるかに危険な組織といえます。


若きナベツネ記者のスクープ

読売新聞の渡邊恒雄主筆は駆け出し記者時代、奥多摩山中の共産党アジトに単身乗り込み、命懸けのスクープをものにしています。昭和27年4月3日朝刊の記事は「山村工作隊のアジトに乗り込む 本社渡辺記者 小河内村湯場部落へ」「天険誇る゛千早城゛」の見出しが躍り、なかなか読み応えのあるものです。

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ナベツネ記者は最初部落の駐在所に寄って相談すると、五十くらいの駐在さんに「とんでもない、一人で登るなんて、第一危険極まりない、わしでさえ青梅地区署から知らん顔しとれといわれている」と相手にされませんでした。そこで「日没までに戻らなかったら署に連絡してください」と依頼して、決死の覚悟で山に入っていきます。

やがて山小屋をみつけると殺気だった共産党員たちに取り囲まれ、「なんだ資本家の犬か」と罵倒されます。記事では伏せられていますが、一昨年ナベツネ氏がNHK BS1スペシャルで語ったところによれば、このとき「殺してしまおう」と相談する声が聞こえてきました。しかしグループの朝鮮人の隊長が殺すのはリスクが高いと判断し、ナベツネ記者は「行方不明」にならずに済みました。

大手メディア記者の殺害を普通に検討する当時の共産党の暴力性は、タリバン以上といえます。現在タリバンは現地人記者を拘束して鞭打ちにしたりしていますが、外国人記者には手を出しません。外国人記者を殺害するのはISくらいです。

記事には共産党員たちとの生々しい問答が記されています。

問 「山村工作隊はまだあるか」
答 「どの山もみんな工作隊がいる、お前はここへまぎれ込んで幸せだ、向こうの山へでも行った日にゃもう命はない、ここの仲間はみんなおとなしいンだ」
問 「武器はもっているか」
答 「そんなことはお前達が書いたんだから知っているだろう、武器はわれわれにはいくらでもある、ほらこれだってそうだ、われわれにとっては何だって武器になる」(丸太を指さす)
問 「いつまでここに立籠るか」
答 「そんなこと答える限りでない、ここにいれば十人で百人、いや千人まではやっつけられる、バズーカ砲も戦車もここでは役にたたぬ」


共産党が差別を訴えるのは笑止千万です。こんな組織が連立与党になるなど絶対にあってはならないことです。知識が不十分な人たちに、共産党の実態をしっかり伝えていきたいものです。



Emperor Meiji uniform
日の本の国の光のそひゆくも
神の御稜威によりてなりけり
(明治天皇御製)