★ ニューヨーク・タイムズが警告!

寒中お見舞い申し上げます。
寒い日が続きますが、拉致被害者が監禁されている北朝鮮はもっと寒いです。今の時期、平壌はマイナス10度以下になる日もあります。私たちの同胞はどんな思いで助けを待っているでしょうか?
救出のため、次から次へと手を打っていく必要があります。智恵の限りを尽くして不可能を可能にしないといけません。今年も全世界に様々な働きかけをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

yokotamegumi


さて、ニューヨーク・タイムズが1月15日に「使える」記事を出しました。「北朝鮮の知られざる軍事的脅威:生物兵器」というタイトルで、北の生物兵器が核兵器以上に差し迫った脅威であることを縷々述べています。具体的事実を多数挙げており、説得力ある記事です。
https://www.nytimes.com/2019/01/15/science/north-korea-biological-weapons.html


なぜ「使える」かというと、これを読んだアメリカ有力者は金王朝壊滅の必要性を実感するからです。仮に米朝首脳会談で北朝鮮から「核もICBMも廃棄します」という約束を取り付けたとしても、生物・化学兵器の脅威は無くならないのです。そもそも北朝鮮は決して約束を守りませんから、核・ミサイル関連の合意も無意味です。原因(金王朝)を除去しない限り問題の先送りでしかなく、後でより大きな脅威に直面するだけです。その間に生物兵器がイランやシリアに販売されたり、北朝鮮によって使われたりするかも知れません。賢明な人なら記事を一読するだけで分かるはずです。

拉致被害者全員救出と日本の安全確保のためにも、金王朝壊滅が欠かせません。中途半端な合意は有害でしかありません。その意味でたいへん有益な記事です。

記事は冒頭で、「同じ重量で比較すると、史上最も致死性の高い兵器は核兵器でなく生物兵器である。もし適切に散布されたなら1ガロン(3.8リットル)の炭疽菌は地球上の人類を絶滅させる」と厳しく警告します。そして核兵器より差し迫った脅威である生物兵器について、トランプ政権がほとんど注意をはらっていないと非難します。オバマ政権下で米国防省高官だったアンドリュー・ウェーバー氏は、「北朝鮮は核兵器より生物兵器を使う確率が圧倒的に高い」「(北の生物兵器開発は)高度なもので、過小評価されており、極めて危険だ」とコメントしています。国防情報局(DIA)元職員のアンソニー・コーデスマン氏は、北朝鮮が細菌兵器製造技術において「顕著な進歩を遂げた」と述べます。アンプリファイ社という戦略情報提供会社によれば、3年前から北朝鮮による「抗生物質への耐性」「未培養微生物」「Casタンパク質」といった専門用語によるインターネット検索が激増していて、高度な遺伝子や細菌研究への関心が高まっていることを示しているとのことです。そのほか様々な事実が紹介されています。

KJUbiotech


ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。メール送付キャンペーンにご協力ください。

日本ではほとんど報道されていませんが、今月ジェームズ(ジム)・リッシュ上院議員(共和党・アイダホ州選出)が上院外交委員会委員長に就任しました。就任祝いとともに北朝鮮生物兵器の情報を送りましょう。例文コピペなら1分で送ることができます。

生物兵器の脅威を訴える大量のメールが届いたら、リッシュ委員長本人に報告がいく可能性が高いです。訴えはニューヨーク・タイムズの引用なので、委員長は記事本文を読んでみようという気になるでしょう。その結果委員長が「金王朝を崩壊させる以外に解決策はない」と確信すれば、アメリカの政策が動くかも知れません。

やれることは何でもやりましょう。それでは皆様、よろしくお願いいたします。


USsenate



◆送り先(上院外交委員会のメールアドレス)
Web_inquiry@foreign.senate.gov


◆例文
件名: North Korea's Biological Weapons など (タイトルは個々別々のほうがいいので、できれば変更してください。From ・・・と自分の名前を入れても構いません)
本文:
Dear Chairman Jim Risch,

I wish to congratulate you on your election to Chairman of the Senate Foreign Relations Committee.

There is no doubt that the biggest threat the world is facing now is North Korea's weapons of mass destruction, including biological weapon, which they might sell it to Iran, Syria or terrorist organizations. The New York Times reported on January 15, citing a former Pentagon intelligence official, that North Korea "has made major strides" in all technical areas needed for the production of a major germ arsenal.
https://www.nytimes.com/2019/01/15/science/north-korea-biological-weapons.html

The report said that starting three years ago, Amplyfi, a strategic intelligence firm, detected a dramatic increase in North Korean web searches for "antibiotic resistance," "microbial dark matter," "cas protein" and similar esoteric terms, hinting at a growing interest in advanced gene and germ research.

Bruce Bennett, a defense researcher at the RAND Corporation, said defectors from the North have described witnessing the testing of biological agents on political prisoners.

It seems obvious that the only way to solve this issue is to neutralize the North Korean leadership by surprise attack.

Thank you for your consideration.

Yours truly,
(あなた様のお名前)



◆ 翻訳文

ジム・リッシュ委員長
上院外交委員長に選任されたことにお祝い申し上げます。
現在世界が直面する最大の脅威は、生物兵器を含む北朝鮮の大量破壊兵器であることは疑いの余地がありません。北朝鮮は大量破壊兵器をイランやシリア、テロ組織に販売するかも知れないのです。ニューヨーク・タイムズは1月15日に元国防省情報担当者を引用して、北朝鮮が細菌兵器の本格的製造に必要なすべての技術分野において「顕著な進歩を遂げた」と報じました。
(NYT記事へのリンク)
アンプリファイ社という戦略情報提供会社によれば、3年前から北朝鮮による「抗生物質への耐性」「未培養微生物」「Casタンパク質」といった専門用語によるインターネット検索が激増していて、高度な遺伝子や細菌研究への関心が高まっていることを示しているとのことです。
ランド研究所の防衛問題研究者であるブルース・ベネット氏によれば、政治犯への生物兵器人体実験について脱北者が目撃証言を行っています。
この問題を解決する唯一の方法は、奇襲攻撃による北朝鮮指導部の無力化であることは明白です。
ご検討ありがとうございます。



083dab96.jpg

池水の氷の上に松かぜの
霜吹きおとす音の寒けさ
(明治天皇御製)