★幸先いいぞ!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、朗報です! 前回から、北朝鮮が威信をかけて建設中の馬息嶺(マシクリョン)スキー場開業阻止のため皆様と在宅ロビー活動に励んできましたが、このたびRFA(自由アジア放送)が私たちの主張を報じてくれました

http://www.rfa.org/korean/in_focus/nk_nuclear_talks/ski-07102013155904.html

グーグル翻訳ページリンク


はじめての方は前回のブログをご覧ください。

本ブログ2013年7月5日付記事

RFAはアメリカ政府系の宣伝放送局で、北朝鮮をはじめとする全体主義国に自由・民主主義・人権のメッセージを伝えています。当然のことながら、アメリカの政策に沿って報道しますので、アメリカ政府もスキー場開業阻止に乗り気と見ていいでしょう。

そういえば6月に、北朝鮮がスイス企業から600万ユーロ(約78千万円)でリフトを調達しようとしたところ、スイス政府が輸出しないよう勧告して話が流れたことを報じたのも、アメリカ政府公式メディア・VOA(アメリカの声)の韓国語放送でした。
http://www.voakorea.com/content/article/1677412.html

頼りになる同志ですね!

 



10万人がスキー場建設貫徹を叫ぶ!

百聞は一見にしかずといいますが、北朝鮮がスキー場建設にどれほど威信をかけているか、一目で分かる映像があります。平壌の10万人集会で北朝鮮核心層が「馬息嶺スキー場を作るぞ!」と叫ぶ、共同通信配信の動画です。中央をクリックしてください。

 

 

 


写っているのは「熱誠者」風のクサい演技をするゴマスリでなく、冷めた表情の幹部連中です。「アホらしくてやってらんねえよ!」という気持ちが顔に出ています(笑


しかしそれでも、この人数は凄いですね。馬息嶺スキー場が国家建設の象徴であり、金正恩のメンツがかかっていることがよく分かります。少なくとも平壌の核心層は、スキー場計画が頓挫したら「やっぱりバカ息子に指導者は務まらない」と心の中で思うでしょう。特に造成に動員され、手作業で伐採に従事した軍人は尚更です。

これは攻め甲斐があります! 敵国の国家プロジェクトを、メールと手紙だけで潰せるかも知れません! なんとしてでもリフト・スキー用品の調達を阻止し、金正恩に大恥をかかせてやりましょう

 

 

金正恩: 「オイ、ジジイ。なんでリフトがねえんだ? リフトがなきゃスキー場じゃねえだろ、ドアホ!」

お爺ちゃん将軍: 「実はその、、、日本人どもに妨害されまして・・・。しかしご安心ください! 人民軍将兵が鋼鉄の意志でスキー客を引っ張り上げる革命的計画があります!」

 

ウリ式リフトの動力部(イメージ映像)

 

 
★国際社会のルールだ!

RFA記事で、私は法的な問題についてコメントしました。ここでなぜ北朝鮮にリフト・スキー用品を輸出することが違法なのか、詳しく解説したいと思います。

2006
年に安倍総理がアメリカに働きかけ採択された国連安保理決議1718号は、パラグラフ8(a)(iii)で北朝鮮に「奢侈品」(ぜいたく品)を「直接又は間接の供給、販売又は移転」することを禁じています。一切輸出しちゃダメということです。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/anpo1718.html
そして本年3月に採択された国連安保理決議2094号は、パラグラフ23で奢侈品禁輸措置を再確認し、具体例として附属書Ⅳで宝石、ヨット、高級車などを挙げています。その上で「これらに限定されないことを明確にする」としています。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/anpori2094.html

「奢侈品」の定義は各国政府の判断に任されていますが、完全に一任すると中国に言い訳の余地を与えるだけなので、安保理制裁委員会が実施支援通達(Implementation Assistance Notice)というガイドラインを出しています。
http://www.un.org/sc/committees/1718/pdf/implementation_assistance_notice_3.pdf
最新の通達のBで「奢侈品を追加で定義・指定する上で考慮されるべき重要要素」が列挙されていて、冒頭の(i)で「国連統計部が2011年の北朝鮮国民1人当たり平均所得を506米ドルと推計したことを踏まえ、物品が一般国民に購入可能か、そして一般国民の使用を意図したものか」を検討せよとしています。
平均年収506ドル(約5万円)は日本のホームレス(廃品回収で収入あり)以下ですが、スキー板・ブーツ・ウェアのセットは5万円以上します。どう考えても、リフト・スキー用品は禁輸対象の奢侈品に該当します。

実際、国連制裁パネル2011年度報告書(昨年発表)の56ページによれば、EU全加盟国、アメリカ、オーストラリア、カナダ、モナコ、ノルウェー、サンマリノ、ニュージーランドがスポーツ用品を奢侈品に指定し、禁輸対象としています(日本は全面禁輸しているので定義は無関係)

http://www.un.org/sc/committees/1718/poereports.shtml


その中でもEUは、加盟国すべてに適用されるEU規則(Council Regulation329/2007号の第4条で、「附属書Ⅲが定める奢侈品を、北朝鮮に直接又は間接に販売、供給、移転又は輸出」することを禁じると定め、附属書Ⅲの21で「スキー、ゴルフ、ダイビングと水上スポーツのための物品又は用具」と明記しています。

http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=CONSLEG:2007R0329:20130219:EN:PDF

 

アメリカは連邦規則集(Federal Regulations)746.4(b)(1)で、奢侈品として「娯楽スポーツ用品」を指定し、禁輸対象であり輸出許可を出さないと明確にしています。また附属書No.1(g)(3)では、スキー場運営に不可欠なスノーモービルも禁輸対象にしています。

http://www.ecfr.gov/cgi-bin/text-idx?c=ecfr&SID=9ae4a21068f2bd41d4a5aee843b63ef1&rgn=div5&view=text&node=15:2.1.3.4.30&idno=15#15:2.1.3.4.30.0.1.4

 

悪徳企業が屁理屈をこねる余地はまったくありません。リフトやスキー用品は奢侈品であり、北朝鮮に輸出する者は犯罪者です。

 


2009
年にオーストリア当局は、金正日が発注した1300万ユーロ(約17億円)の豪華ヨット2隻やベンツの不法取引を仲介したとして、ジョセフ・シュワルツという男を摘発しました。シュワルツは犯行を認め、翌年330万ユーロ(約43千万円)の罰金と、禁固9月執行猶予3年の刑を課されました。この事件で主犯の大物工作員・権ヨンロクは北朝鮮に逃げ帰りましたが、シュワルツは巨額罰金と信用喪失で破滅したと思います。


欲をかいて北朝鮮と取引する者には、恐ろしい法的・社会的制裁が待ち受けているのです。

 



★メーカーに警告だ!

私のほうでは既に、主要なリフト・スキー製造会社あてに航空便で手紙を送り、北朝鮮取引が犯罪であることを通知しています。出入りのディーラーに注意喚起するよう、社長や法務責任者に強く求めました。ほとんどの会社は、関心を持って私の手紙を読んだと思います。万が一取引するディーラーが出た場合、大スキャンダルに発展するからです。

ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。私の手紙だけでは足りないので、各社にメールを送り、北朝鮮取引のリスクを警告していただきたいのです。例文をコピーするだけなら1分とかかりません。ぜひお願いします。

 

金正恩が喉から手が出るほど欲しいもの

 

あなた様のメールは、北朝鮮に大打撃を与えます。RFAは、馬息嶺スキー場のため無計画に森林伐採したことで、すでに洪水被害が出ていると報じています。

そこまでしてスキー場を建設したのに、「リフトがないから上がれない! スキーがないから滑れない!」となれば、全世界の物笑いの種です。体制崩壊のキッカケになる可能性があります。

スキーをやる方はご存知と思いますが、ここ40年でリフトは少しずつしか進化していません。昔の一人乗り低速リフトに比べて現在の四人乗り高速リフトは快適ですが、革命的技術進歩があったわけではありません。逆にいえば、何十年もの経験の蓄積がなければリフトは作れないのです。金正恩がいくら「馬息嶺速度」と気合を入れたところで、今年中に高速リフトを独自開発するのは不可能です。


北朝鮮はリフトを密輸するしかありません。しかし売ってくれる会社がなければ、密輸のしようがありません。あなた様のメールは、その肝心要の部分をピンポイントで破壊します。

ご参加いただけませんか? 何百人という私たちの同胞が、北朝鮮で助けを待っています。


送り先(宛先を自分にして、BCCに下記をコピーしてください)
dm@doppelmayr.com, contact@garaventa.com, info@leitner-ropeways.com, info@cwa.ch, poma.info@poma.net, sav@gmm-france.com, info@kaestle-ski.com, contact@stockli.com, info@elan.si, info@k2sports.com, communication@rossignol.com, info-consod.france@dynastar.com, info@atomic.com, goode@goode.com, office@kneissl.com, info@voelkl.com, info@fischersports.com,

例文
件名: VIOLATIONS OF NORTH KOREA SANCTIONS
本文:
Dear Sir/Madam,

I am writing to inform you that
North Korea is now building a huge ski resort and they might try to illegally obtain ski lift or skiing equipment from your company or your dealer. It is against the law to sell your products to North Korea.

Despite millions of North Korean people are suffering from food shortage and over two million people have died of hunger in the 1990s, the North Korean government is building
a world-class ski resort with a total length of 110 kilometers for propaganda purpose.
http://www.kcna.co.jp/item/2013/201306/news05/20130605-02ee.html
Paragraph 8(a)(iii) of UN Security Council resolution 1718 (2006) requires that all Member States prevent the direct or indirect supply, sale or transfer to
North Korea of “luxury goods.”
http://www.un.org/News/Press/docs/2006/sc8853.doc.htm
In most countries, sports equipments are defined as “luxury goods” stipulated in the resolution, for example, article 4 of Council Regulation (EC) 329/2007 of the EU states: “It shall be prohibited: (a) to sell, supply, transfer or export, directly or indirectly, luxury goods, as listed in Annex III, to North Korea;” and No 21 of Annex III states: “Articles and equipment for skiing, golf, diving and water sports” are prohibited to export.
http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=CONSLEG:2007R0329:20130219:EN:PDF

The penalties for violations are severe. In 2010, an Austrian businessman was fined 3.3 million euro and sentenced to a nine-month prison term (on parole for a period of three years) for aiding
North Korea’s purchase of yachts and Mercedes automobiles.

I suggest that you notice your dealers immediately.

 

Yours sincerely,
(あなた様のお名前)


例文の内容は、上記EU規則や破滅したオーストリア人実業家の話です。直ちにディーラーに通知するよう求めています。
それでは今すぐお送りください。よろしくお願いします。


★スキー賛歌

スキーがどれほど素晴らしいスポーツか、分かりやすく説いた一文があります。ノルウェーの科学者、探検家、難民高等弁務官のフリチョフ・ナンセン(18611930)による「スキー賛歌」です。ご紹介します。



「あらゆるスポーツの王者の名に価するスポーツがあるとすれば、それはスキーである。
スキーほど筋肉を鍛え、身体をしなやかに弾力的にし、注意力を高め、巧緻性を身につけ、意志を強め、心気をさわやかにするスポーツはほかにない。晴れ渡った冬の日にスキーをつけて森の中へ滑走してゆく・・・・これにまさる健康なそして純粋なものがほかにあるだろうか。深々と雪におおわれた森や山のすばらしい自然にまさる、清純高貴なものがほかにあるだろうか。
樹木のある急斜面を飛鳥のように滑り下ることにまさる爽快新鮮な生気をかきたてるものが、ほかにあるだろうか。明澄な張りつめた冬の大気が、そしてタンネの小枝が頬をかすめ、われわれの目も頭脳もそして筋肉も、不意にゆく手に立ち現れる未知の障害物をかわすために極度に張りつめる。日常の生活はいっぺんにわれわれの頭から拭い去られて、都会の空気もろともはるかわれわれの後方へ遠のいてしまうかのようだ。
われわれとスキーとそして自然とは、いわば渾然として一つになってしまうのである。これはただ身体を鍛えるばかりでなく心をも高めそだてるものであり、国民にとって、多くの人々が漠然と予感しているよりも、さらに深い意義をもっているのである」

 


私たちがスキーを楽しめるのは、先人が日本の独立と安全を守ってくださったお陰です。いつまでもスキーを楽しめるよう、まずは目前の敵・北朝鮮を崩壊させましょう!

 


 

國のためたふれし人をおもひつつ 寝たるその夜のゆめにみしかな

(明治天皇御製)