在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、ついにXデーが来ました! 金正日が死にました。

 

宗主国皇帝を迎えたとき

 

これから情勢の不安定化が予想されます。金正恩の権力掌握が容易でないことは、多くの専門家が指摘している通りです。
北朝鮮は「強盛大国の大門を開く」としていた2012年の位置づけを、やむを得ず下方修正しています。世界中から制裁をかけられ、日本の民間志士(私たちです)から執拗に攻撃され、必要なカネが集まっていないのです。そんな状況で、朝鮮総連にさえ支持されないデブリン御曹司が安定政権を樹立することなど、彼のバスケットボールチームがNBAで優勝する以上に難しいことです。

これは私たちにとってチャンスであり、また脅威でもあります。
武力挑発の可能性が高まったことは間違いないでしょう。昔から独裁者の常套手段は、対外的な緊張を作り出して批判を逸らすことです。その程度のことは、金正恩も父親から学んでいるはずです。
一方混乱に乗じて、拉致被害者を取り返し、核を廃棄させ、体制を地上から消し去る大チャンスも到来しました!

 

北朝鮮を作った国、ロシアの大統領に拝謁したとき(画像:クレムリン)


いまこそ圧力と対話の両方を、強く推し進めるときです。
まずは圧力を一層強め、挑発を阻止するとともに、抵抗が無駄であることを思い知らせる必要があります。それと同時進行で、人質解放交渉的なスタンスで対話を進め、正しい方向に導くことが重要になってきます。

これまで重要だったのは、圧力だけでした。ボールは金正日側にあったので、徹底的に圧力をかけ、投げ返してくるのを待つのが正解でした。実際オバマ政権はそのようなスタンスをとり、ブッシュ政権末期のような大失敗をせずに済みました。


ところがこれからは違います。圧力と同時に、北朝鮮側と意思疎通する必要があります。最新の権力構造を常に把握し、臨機応変に対応しなければならないからです。警察の交渉担当者が人質解放交渉で、あ~だこ~だ言いながら話を延ばし、説得するのと同じです。

立てこもり犯相手に交渉するとき、電気や水道を切って圧力をかけるのは世界共通のセオリーです。交渉担当者は「すまないねえ、ボクは反対したんだけど上司が切ってしまってさあ」などと犯人に謝ります。その上で、「何とか水だけは差し入れさせるから、子供だけ先に解放してくれないか?」「君の主張はよく分かった。ここまでよく頑張った。君の気持ちは世間にも伝わったよ。もう十分頑張ったから、次は法廷で堂々と主張したらいいじゃないか」と説得していきます。


敵のトップが狡賢い金正日から、バカボン金正恩に代わったのはチャンスですが、リスクも同時に増しました。いまは巧妙な人質解放交渉を展開するときです。予断を許さない状況です。

 

見るからに頭悪そう。。。


残念ながら交渉は、私たち民間志士の担当ではありません。私たちの役目は、交渉で大きな成果が出るよう、引き続き圧力をかけていくことです。人質解放交渉でいえば、電気や水道を切ったり、突入の準備を進めたりする特殊部隊の役割です。
武装し決意を固めた立てこもり犯を相手に、圧力なしに有利な交渉を進めることは不可能です。どんな優れた交渉担当者でも実力の裏づけがなければ、犯人の要求を値切るくらいが関の山です。電気も水も止められ、いつ特殊部隊が殺しに来るか分からない状況だからこそ、犯人は言うことを聞くのです。
結局人質解放交渉にしても対北朝鮮交渉にしても、ある種のチキンゲームであり、カギとなるのは圧力以外の何者でもありません。裏方の役割が一番重要です。

さあ、これからが正念場です。拉致被害者を全員取り戻し、日本を守るため、私たちの持ち場である在宅ロビー活動で各員一層奮励努力しましょう!

 

 

著者の宝物「三笠刀」

戦艦三笠の砲鋼鉄から当時の第一人者堀井俊秀が制作し、海軍士官が所持

「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」の前半「皇国興廃在此一戦」が彫られている

三笠刀の解説はこちら

 

 


★スウェーデン首相に直訴だ!

さて、前々回からアメリカ人拉致被害者、デイビッド・スネドン君の救出をオバマ大統領やクリントン国務長官に訴えてきました。

本ブログ2011年11月20日付記事

本ブログ2011年12月5日付記事

世界最強を自認するアメリカにとって、ゴロツキ国家に拉致された自国民の救出を外国人から要請されるというのは、驚くべき事態だったはずです。ホワイトハウスや国務省で話題になったことでしょう。スネドン君の救出が少し近づきました。

今回はスウェーデンの首相に直訴したいと思います。スウェーデンは北朝鮮でアメリカの利益代表を務めていて、平壌のスウェーデン大使館が必要なときアメリカ人を保護しています。これまでアメリカ人が北朝鮮で不当に拘束されたとき、スウェーデン大使館職員が面会したり申し入れを行なったりしてきました。

日本にあるスウェーデン大使館には大震災の直前、39日に訪問しました。有力者の紹介があったのでステファン・ノレーン大使と面会することができ、私たちは拉致被害者が助けを求めてきたとき大使館で保護してほしいと懇願しました。もちろん政府認定の拉致被害者以外に数百人の特定失踪者がいることを説明し、助けを求めたとき偽者扱いされないよう念を押したことは、言うまでもありません。
ノレーン大使は本国に伝達すると約束してくれました。

 

スウェーデン大使館前で


日本人拉致被害者の保護は私たちが「お願い」することでしたが、スウェーデン政府にとってアメリカ人の保護は責務です。今回スネドン君のことを首相に伝えて、救出を要請したいと思います。
スウェーデン政府にとってアメリカ人青年の救出は、人口900万人の国が国際社会で存在感を示す大きなチャンスでもあります。全力で取り組むことでしょう。


★今年最後の在宅ロビー活動だ!

ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。ラインフェルト首相の事務所にメールを送って、スネドン君救出を訴えていただきたいのです。

スネドン君救出に尽力することは、同盟国国民として当然の務めですが、実は日本人拉致被害者救出にとっても大いに有益です。というより、日本人拉致被害者救出を訴えるより、スネドン君救出を訴えるほうが効果的なくらいです。もちろん同盟の義から行動するわけで他意はありませんが、そうした国際政治の現実があることも事実です。

それでは今すぐメールをお送りください。よろしくお願いいたします。


送り先

フレデリック・ラインフェルト首相事務所 送信フォーム
http://www.sweden.gov.se/pub/road/Classic/article/117/jsp/Render.jsp?a=202&m=popup&l=en
または下記右側の「Contact us」から、「email to the Prime Ministers office」をクリックする。
http://www.sweden.gov.se/sb/d/2058

 


例文
Subject
(タイトル)欄:US Citizen Abducted by DPRK
本文:
Dear Prime Minister Reinfeldt,

I would like to express my most sincere appreciation for the condolences and assistance
Japan has received from Sweden in response to the Tohoku-Pacific Ocean Earthquake.

The Swedish rescue workers, assistance with rubber gloves, rubber boots, blankets and other supplies, and offer of assistance from your government have all been profoundly uplifting to the Japanese people, who have come to realize acutely that "a friend in need is a friend indeed."


Here in
Japan, we are working hard not only for the reconstruction of villages and towns affected by the earthquake, but also for the rescue of hundreds of Japanese citizens abducted by North Korea. The rescue of abductees is another top priority for the Japanese government, as shown in the seven minutes briefing video on the Government Internet TV.
http://nettv.gov-online.go.jp/eng/prg/prg1786.html

There are also nine EU citizens abducted by the North including Romanian woman Ms Doina Bumbea who was abducted in Rome in 1978 and died under captivity.
http://www.rachi.go.jp/en/ratimondai/other.html

Recently, it came to light that a US
citizen is among the victims. The US Committee for Human Rights in North Korea confirmed that David Louis Sneddon, student at Brigham Young University, was abducted by North Korean secret service on 14 August, 2004 in Yunan Province of China and remains in captivity.
http://hrnk.org/sample-page/the-board-of-directors/

As the protecting power for US interests in
North Korea, I respectfully request that your government take every effort to rescue David and bring him home.
http://www.helpfinddavid.com/

The situation in North Korea can turn into chaos and your prompt action is essential in protecting David.



訳文
親愛なるラインフェルト首相、

東北太平洋沖地震に際して、日本がスウェーデンからいただいたお見舞いと支援について、心から感謝申し上げます。スウェーデン人の救援活動家、作業用手袋・ゴム長靴や毛布のご支援、そしてスウェーデン政府による支援の申し入れは、私たち日本人を大いに励まし、「いざというとき頼りになる友が、本当の友である」ということを痛感させました。

現在日本で私たちは、被害を受けた村や町の復興ばかりでなく、北朝鮮によって拉致された日本人を救出するため懸命に働いています。拉致被害者救出は、政府インターネットテレビの下記解説ビデオ(7分)で分かるように、日本政府の最重要課題です。
(政府インターネットテレビの英語版拉致問題解説)

1978
年にローマで拉致され、監禁下で亡くなったルーマニア人女性ドイナ・ブンベアさんをはじめとして、拉致被害者の中には9名のEU市民が含まれます。
(政府拉致問題対策本部英語版解説ページ)

そして最近、アメリカ人の拉致被害者がいることが分かりました。アメリカの北朝鮮人権委員会は、2004814日にブリガム・ヤング大生デイビッド・スネドン君が中国の雲南省で北朝鮮秘密機関によって拉致され拘束下にあると認定しました。
(北朝鮮人権委員会役員紹介ページ → 元大統領補佐官や元国防次官補が名前を連ねる)

北朝鮮におけるアメリカの利益代表として、スウェーデン政府が全力をあげてスネドン君を救出し、帰国できるようにすることを、ここに謹んでお願い申し上げます。
(スネドン君両親が救出を訴えるサイト)

 

北朝鮮情勢は大混乱に陥る可能性があり、スネドン君の安全確保のため、迅速な対応が必要とされます。



それでは皆様、今年の在宅ロビー活動納めに、いますぐメールをお送りください。スネドン君も私たちの同胞も、祈る気持ちで助けを待っています。よろしくお願いいたします。

 

 

 

★法務省よ、特定失踪者の命を救ってくれ!

前回拉致の暗数調査の必要性を説明しましたが、現在法務省に要請する準備が着々と進んでいます。

本ブログ2011年12月5日付記事

私のほうで法務大臣への要請書を作成したところ、行政マンとして長い経験を持つ救う会徳島の陶久会長が校正してくださり、下記のような立派な文章になりました。そして救う会神奈川の川添会長が拉致問題関係者に賛同を呼びかけたところ、短期間にもかかわらず21団体と143個人が名前を連ねてくださいました。個人143人は運動リーダー、学識経験者とジャーナリストのお三方以外は、全員特定失踪者のご家族と知人です。ご家族の激しい焦燥感が伝わってきました。
現在、拉致議連の先生にお願いし、法務省を訪問する日程を調整しているところです。

 

犯人の告白、目撃証言、不審船の交信状況、そして証拠写真と鑑定結果が揃った最も確実な特定失踪者・藤田進さんの写真

いまだ政府は拉致被害者と認定していない


なんとしてでも政府に特定失踪者問題を正しく認識させ、日朝交渉で絶対に妥協しないことを明確にさせる必要があります。一部で密かに進められてきたような、数人取り返すだけで妥協して日朝国交正常化する流れになれば、邪魔になった残り数百人は北朝鮮に「処分」されます。殺されてしまう、ということです。

法務省の法務総合研究所が拉致の全体像を明らかにできるかどうかに、拉致被害者の命が懸っています。いまこそ研究所は総力をあげて、人の命を救う研究結果を出していただきたいと切に願っています。



朝鮮による拉致の暗数調査を求める要望書
~北朝鮮人権侵害問題啓発週間にあたって~


 時下、貴職におかれましては益々御清栄のこととお喜び申し上げます。また、平素より拉致問題解決のために御尽力されていることに対し、心より敬意を表する次第です。

 さて、私たちは北朝鮮による拉致問題解決のため全国各地で活動している団体・個人として、この問題の早期解決のために、拉致問題についても強盗や窃盗など他の犯罪と同様、法務省法務総合研究所において暗数調査を実施していただきたたいと思い、この要望書を提出する次第です。

 申すまでもなく、拉致問題に限らずいかなる犯罪においても加害者と交渉する上で重要なのは、まず被害規模を把握することです。ところが、日本国の最重要課題である拉致問題では、被害規模が分からないばかりか、今もって国がその調査した形跡さえなく、このことが国の政策を議論する上で大きな障害となっています。

 
御承知のとおり、拉致の暗数については、被害の発生が分かっていないので強盗や窃盗と異なりアンケート調査で把握することはできません。しかし、過去の事例を丹念に調べ上げ、その上で専門家へのヒアリングや実際に拉致をシミュレーションするなどの方法により日本当局に認知される可能性がどれくらいある犯罪なのかおおよその発覚確率を把握することは可能なはずです。そうすることで、現在の政府認定拉致被害者の数や特定失踪者の数から逆算して大雑把な全体像を把握できるものと考えます。

 現在、日本の一部に政府認定拉致被害者17人がすべての被害者数であるとの誤解があり、それに基づいて日朝交渉を進めようという動きさえあります。これは、政府の拉致問題解決への方針にも反し、また日本国民の生命・人権を守る観点からも誠に由々しき事態です。

 私たちは、拉致事件の暗数が相当規模あるのではないかと考えています。拉致は訓練を重ねたプロの工作員が用意周到に準備し、北朝鮮という国家が意図的組織的に行った犯行です。彼ら工作員にとっては被害者を騙して船上に誘うことは容易であり、そのせいか発覚確率が非常に低い犯罪であると言わざるを得ません。

 民間団体の特定失踪者問題調査会には約500件の相談が寄せられ、そのうち100件近くが極めて拉致の疑いが濃厚であることが分かっています。また、山岡賢次拉致問題担当大臣は、今年の国会答弁において警察が北朝鮮による拉致ではないかと相談を受けた件数が約900件あると述べています。

 そればかりか、拉致事件が頻発した昭和53年頃、年間1万数千人の行方不明者が発見されないままだったことが統計から明らかになっています。昭和52年の行方不明者届受理数から所在確認数を引いた人数は13,545人、昭和53年は14,387人、昭和54年は13,240人です。また、政府認定拉致被害者の家族は当初外国政府による犯行など想像すらしなかった訳ですから、実際には拉致がマスコミで報じられるようになった後も気づいていない被害者家族は相当数いると考えられます。

 さらには、政府認定の宇志津事件や辛光洙(シン・グァンス)事件で明らかになったことは、北朝鮮工作機関が身寄りのない人を狙っていたという事実です。そうした事案においては、警察に相談する家族さえいません。このような根拠から、認知されていない拉致被害者が相当数いることは間違いないものと判断するところです。

 以上のような観点から、私たちは、いまこそ法務総合研究所は総力をあげ北朝鮮による拉致の被害規模を算定すべきであり、その情報なくして日朝交渉の戦略を立てることは不可能と考えるものです。どうか、国の最重要課題である拉致問題において法務総合研究所が決定的な役割を果たせるよう貴職から御指示いただきたく、ここに謹んで要望書を提出するものであります。

平成231216

法務大臣 平岡秀夫 殿

要望者 21団体、143個人

 

 

平成23年度北朝鮮人権侵害問題啓発週間ポスター