在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、朗報です! 前回北朝鮮の国営アニメ制作会社SEKに、多額の外貨を稼がせているイタリア上場企業への取引打ち切り要請活動を呼びかけさせていただきましたが、今回新たに得意先3社の情報が入りました!
本ブログ2011年7月5日付記事
イタリアのアニメ制作会社アルクーニ、フランスのアニメ制作会社Shoot the Boss、そしてドイツのテレビ局ZDFになります。
http://www.alcuni.it/index.php?home-it
http://shoottheboss.com/
http://www.zdf.com/index.php?id=startseite
ぜひ3社に問いただした上、北朝鮮への送金をやめさせましょう!
ZDF本社
SEKのアニメ下請制作は5月に書かせていただいたとおり、北朝鮮の大きな外貨収入源です。またSEKは金正日体制が重要視する宣伝活動(プロパガンダ)の中心的存在であり、そこに支払われたカネは体制に直接入ります。
本ブログ2011年5月20日付記事
北朝鮮が我が国に及ぼす脅威や、行なってきた国家犯罪の数々は言うまでもありませんが、EUも北朝鮮の核拡散によってたいへんな脅威に晒されています。テロリストの手に渡った核が、パリやローマやベルリンで使われる可能性があるからです。またフランス人、イタリア人をはじめとするヨーロッパ人が拉致されています。北朝鮮は日本の敵であるばかりでなく、EUの、さらにいえば全世界の敵なのです。
http://www.sukuukai.jp/index.php?itemid=1071
そんな北朝鮮に、外貨を獲得させることなど決して許される行為ではありません。すぐに止めさせましょう!
北朝鮮大量破壊兵器拡散の脅威に晒されるパリの街(ペン・リウ・ソン氏撮影)
私の方で各社に、詳しく説明した要請文を送りました。しかし一人の力ではなかなか動きません。ぜひあなた様のお力をお借りしたいのです。下記メッセージを、メールやファックスで各社に送ってください。今回は各社に共通して使える例文にしました。いますぐ送ることができます。
送り先
アルクーニ
segreteria@alcuni.it; sales.department@alcuni.it; sales.department2@alcuni.it;
Shoot the Boss
infos@shoottheboss.com
ZDF
info@zdf.com
ファックス番号
アルクーニ 39-0422-421-151(KDDIの場合、ファックス番号の前に001-010とダイヤルするだけですぐ繋がる)
例文
件名:URGENT
Dear Sir/Madam,
There is information that your company is dealing with
You could be targeted by US sanctions and face imprisonment for up to 20 years.
http://www.treasury.gov/resource-center/sanctions/Programs/Documents/nkorea.pdf
The Executive Order 13570 prohibits the importation into the
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3204509.stm
http://www.bbc.co.uk/pressoffice/pressreleases/stories/2004/02_february/01/korea.shtml
If you work with
Yours sincerely,
(あなた様のお名前)
それでは皆様、よろしくお願いいたします。北朝鮮の首を絞めて、拉致被害者を返す気にさせましょう!
北朝鮮を動かすにはどうすればよいか、過去の経験から結論が出ています。圧力、圧力、また圧力です。「このままでは体制が崩壊する!」と思えば、北朝鮮は自ら拉致被害者帰国の話を持ちかけてきます。がんばりましょう!
マカオのバンコ・デルタ・アジア
あの圧力よ再び!
★特定失踪者を見殺しにするな!
今回もう一つお知らせがあります。このたび「特定失踪者を見殺さないよう求める要望書」を作ったところ、たいへんな反響を呼び、お陰様で大勢の方に賛同人になっていただきました。7月22日3時に外務省北東アジア課に提出したあと、4時から参議院議員会館で記者会見を開く予定です。
83人の特定失踪者ご家族、救う会地方組織および北朝鮮問題に取り組むNGO26団体と7個人、そして特定失踪者橘邦彦さんの知人110人が賛同人になっています。
「外務省の特定失踪者無視があまりにヒドい!」「このままでは私たちの家族は不作為で殺されてしまう!」という憤りや焦燥感が、今回痛いほど伝わってきました。外務省は早急に改革・改善し、具体的行動を起こす必要があります!
2月に説明させていただいた通り、現在特定失踪者ご家族の藤田隆司さんや救う会地方組織の有志と、各国大使館を訪問して拉致問題を訴える活動をやっています。地震で中断もありましたが、すでに35カ国以上回り、ロシア大使やモンゴル大使と面会したときは横田滋さんにも来ていただきました。
6月24日 ロシア大使と面会後
誠に遺憾ながら、特定失踪者について知っていた大使館はごく僅かでした。ほとんどの大使館が、拉致問題とは政府認定の17人だけの問題と考えています。
それも無理ありません。外務省が各国語で出している拉致問題のパンフレットには、数百人の特定失踪者のことが一切書かれていないのです!
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/abd/rachi.html
主張しない問題は、存在しないと認めたことになるのが、国際政治の暗黙のルールです。つまり外務省は、政府の情報収集が不十分なため認定されていない数百人を、存在しないと認めてしまったことになるのです!
本要望書提出に至ったのは、このような不作為から特定失踪者の命を守る必要があったからです。有事の際、拉致被害者は平壌の外国大使館に助けを求めることが想定されます。ところが外務省が説明していないので、平壌に大使館を持つ各国は特定失踪者のことなど何も知りません。
このままでは命懸けで助けを求めた特定失踪者が、何十年も切望していた帰国まであと一歩のところで「アナタ日本外務省のパンフレットに出ていない。偽者でしょ。帰りなさい」と追い返されてしまうのです。それは特定失踪者の死をも意味するかも知れません!
7月4日に、ゾッとするようなことがありました。北朝鮮と太いパイプがある2カ国の大使館が、当日朝になって「外交官が病気になった」という理由で急遽キャンセルしてきたのです。実はその前の週に、金正日の体調が急変したのではないかという憶測が流れていました。気が早い私は、「朝鮮半島有事が発生したか? 外国大使館に助けを求めた特定失踪者が追い返されたらどうしよう!たいへんだ!」と猛烈に心配になりました。
幸い事態の急変はありませんでした。杞憂で終わりましたが、職責がある外務省が特定失踪者について説明し、平壌に大使館を持つ国に繰り返し保護要請する必要があると、心の底から実感しました。北朝鮮有事は今日にも起きるかも知れないのです!
その日のうちに要望書案を書き、本職が役所の課長さんという救う会徳島の陶久会長に校正をお願いしました。そして賛同を呼びかけると、短期間にも関わらず多数の特定失踪者ご家族の賛同をいただきました。これまでいかに特定失踪者ご家族が政府に無視されてきたか、よく分かります。
外務省飯倉公館(Wiii氏撮影)
実は要望書を作る前、ある外務省キャリアの人物に直接電話して、この件について話しました。私が、
「特定失踪者のことをほとんどの大使館は知らなかった!助けを求めたとき追い返されてしまうではないか!不作為ではないか!」
「外務省の拉致問題パンフレット(各国語)は特定失踪者のことを一言たりとも言及していない!これでは存在しないという意思表示になってしまうではないか!」
と追及したところ、
キャリア氏は、
「ウチの方でもいろいろ手当てをやっておりまして、具体的には申し上げられませんけど」
「特定失踪者の方も、拉致として忘れている訳ではなくて、、、具体的には言いづらい部分があるんですけど、、、」
と述べました。
パンフレットにさえ書かない、外国大使館には説明していない、それで「いろいろ手当てしている」なんて信じられますか?
私は思わず、「ウソつけ!国交正常化の邪魔だと思っているくせして!」と言いそうになりましたが、ガマンしました。心ある外務省職員の方も大勢いますので、十把一絡げにするのは良くありません。良心派に主流になってもらいたいだけです。
とにかくこれは大問題です。いま日朝間で水面下の交渉が進んでいるという情報がありますが、現在の外務省の姿勢を考えると、特定失踪者は切り捨てられてしまいます! そんなことは絶対に許すことができません!
まずは外務省パンフレットに特定失踪者問題を大きく書かせ、外国政府に説明・保護要請させるところからがんばっていきたいと思います。皆様の応援をよろしくお願いします。
政府拉致問題対策本部ホームページより引用
「全員」とは、拉致被害者全員でなければなりません!