★今年の成果
在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、一年間お疲れ様でした。今年も残りわずかとなりました。振り返ってみると、皆様とともに多くの成果を挙げることができました。厚く御礼申し上げます。
まず2月に、関係者のお力添えで外国特派員協会の記者会見で話す機会を得ました。各国メディアの前で、ルクセンブルクが金正日秘密資金を捜査すべきと訴えたところ、アメリカの国営放送局VOAが全世界に報じてくれました。
本ブログ2010年2月20日付記事
同じく2月に、イギリス貴族院議員のアルトン卿にお願いしたところ、本議会で北朝鮮マネーロンダリング問題の質疑が実現しました。
イギリス議会
質疑が行われた貴族院議場
3月には、イギリスの一流紙デイリー・テレグラフが「金正日がルクセンブルクに逃亡資金40億ドル(約3400億円)を隠している!」と報じました。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100315/kor1003152252002-n1.htm
原文をご覧いただくと分かるとおり、半分くらいが私のコメントで占められています。
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/northkorea/7442188/Kim-Jong-il-keeps-4bn-emergency-fund-in-European-banks.html
この記事によって「金正日の40億ドル」が広く認識され、各国が北朝鮮に関わる意思決定を行う際の前提となりました。
本ブログ2010年3月20日付記事
そして4月にはアメリカの自由アジア放送(RFA)が、上記40億ドル逃亡資金の話を北朝鮮向けにラジオ放送してくれました。デノミで全財産を奪われ、飢え迫るなか、北朝鮮国民はどんな思いでこの放送を聞いたことでしょう。
http://www.rfa.org/korean/weekly_program/rfa_interview/kato_ken-04052010112827.html
本ブログ2010年4月20日付記事
5月、6月には、イスラエルの有力国会議員やユダヤ人団体幹部から好意的な返答をいただきました。北朝鮮はイスラエルの脅威であるという訴えに賛同いただき、私たちの運動との連携を表明いただきました。国際政治に詳しい方なら、それがアメリカの外交政策にどれほど影響を及ぼすかお分かりだと思います。
本ブログ2010年6月20日付記事
1948年5月14日のイスラエル建国宣言
この数分後にアメリカのトルーマン大統領が承認
実はユダヤ人団体がトルーマン大統領の旧友(ユダヤ人)を探しあて、説得させた
7月以降については、10月20日の呼びかけに書かせていただいた通りです。
本ブログ2010年10月20日付記事
そして12月になって、ラトビアで北朝鮮秘密口座の捜査が開始されたのです。
そのほか各国議員に多数の質問主意書を提出していただいたほか、大臣や高官から数多くの公式回答が届いています。
★ぜひ宣伝を!
こうして見ると、「メールとファックスで国際政治を動かす」という私たちの途方もない挑戦が、確実に効果を発揮していることが分かります。
実はこの事実を広めることこそ、在宅ロビー活動普及のカギだと私は考えています。「効果がある」という確信を持てなければ、貴重な時間を割いてくださる方は限られます。効果があると思うからこそ、仕事が終わって疲れているとき外国にメールやファックスを送れるのです。
もし私たちの在宅ロビー活動が何万人もの参加者を獲得すれば、日本を守る巨大な力となります。北朝鮮や中国の非道が全世界の有力者に知られ、当然のことのように封じ込め政策がとられます。もう「遠い極東のなんだかよく分からない問題」でなくなるのです。全世界の関与を引き出せば、拉致問題も核問題も解決できます。
ぜひ、在宅ロビー活動が「効果がある」という事実を、口伝えで広めていただけると幸いです。実例を交えて話せば、愛国心ある方ならきっと興味を示すと思います。外国に訴えると同時に、共に訴える仲間も獲得していきましょう。
無法国家に囲まれた我が国が生き残るには、「ジャパン・ロビー」が必要不可欠です!
★シンガポールの対応に怒り!
残念ながら今年、やり残した仕事があります。
前回お伝えさせていただきましたが、シンガポール政府は国連決議に基づく私たちの訴えに、実に不誠実な回答をしてきました。誠に遺憾です。
本ブログ2010年12月5日付記事
私はあれから数度、シンガポール政府高官・国会議員180人にメールを送り、あらためて北朝鮮密輸を取り締まるべしと訴えました。何の反応もありません。
やむを得ずこれから、イスラエルの全国会議員を含む各国高官・議員に、シンガポールに圧力をかけるよう訴えます。
先月北朝鮮は、ウラン濃縮を自ら認めました。その理由について様々な解釈がありますが、私は「テロリストに高濃縮ウラン(HEU)を売ってもいいんだぞ」という脅迫の意味合いが強いと思います。すでに2005年の時点で、金桂寛第1外務次官はアメリカの核専門家セリグ・ハリソン氏に「アメリカは、我々がテロリストに核兵器を渡すことができ、その能力も有している危険性を考慮すべきだ」と脅迫の言葉を吐いています。
高濃縮ウランさえあれば「汚い爆弾」(ダーティー・ボム)を作ることができます。これは普通の爆弾に放射性物質を詰めて拡散させるもので、製作に高度な技術を必要としません。それでも放射能汚染で都市機能を完全に麻痺させることができます。2002年にアルカイダのメンバーが汚い爆弾によるテロを計画したとして逮捕されています。
シンガポールは、北朝鮮の核がテロリストの手に渡るかも知れないのに、「そんなの関係ねぇ!」なのでしょうか? 決して許される態度ではありません。
ここであなた様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をいただけないでしょうか?
東京のシンガポール大使館に、「北朝鮮の海運を扱っていれば、必ず麻薬や核関連物資を扱うことになる。厳しく取り締まるべきだ」と、メールやファックスや手紙で訴えていただきたいのです。
前回、前々回と訴えていただいた方も、今一度お願いします。
連絡先は下記のとおりです。日本語を理解するスタッフがいるので、日本語で大丈夫です。あなた様がお送りされた趣旨は、公電で本国に報告されます。
シンガポール共和国大使館
〒106-0032 東京都港区六本木5丁目12-3
電話:03-3586-9111
FAX:03-3582-1085
特命全権大使:タン・チンチョン 閣下
H. E. Mr. Tan Chin Tiong
singemb_tyo@sgmfa.gov.sg
本国政府には英語でお送りください。ファックスは、001-010(KDDI)のあとに下記をダイヤルするだけです。国内と同じようにすぐ繋がります。
首相 Prime Minister Lee lee_hsien_loong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6332-8983
上級相 Senior Minister Goh goh_chok_tong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6732-4627
顧問相 Minister Mentor Lee lee_kuan_yew@pmo.gov.sg
FAX: 65-6734-5244
内相 Home Minister Wong wong_kan_seng@mha.gov.sg
FAX: 65-6254-6250
外相 Foreign Minister Yeo george_yeo@mfa.gov.sg
FAX: 65-6474-7885
交通相 Transport Minister Lim raymond_lim@mot.gov.sg
FAX: 65-6375-7734
リー・クアンユー顧問相
大東亜戦争中は日本軍の報道部で、我が国のため情報活動に従事した
サンプル文
件名: DPRK Smuggling Network in Singapore
本文:
Dear (上記の名前、もしくはSir/Madam),
I am writing to urge the
http://www.un.org/News/Press/docs//2009/sc9679.doc.htm
Yours sincerely,
(あなた様の氏名)
核の脅威は、いま目の前まで迫っています。なんとしてでも、北朝鮮の密輸を阻止しないといけません。
ご家族の安全を守るため、ほんの少しだけお時間をください。よろしくお願いいたします。