★たしかに効いている!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、私たちの運動が成果を上げています! 先日北朝鮮の国営投資誘致機関を英領ヴァージン諸島政府に告発しようと呼びかけさせていただきましたが、

本ブログ2010年9月20日付記事
総督府から「捜査は行われています」と回答がありました。”We are aware of the BVI Authorities investigation into this matter.” と短い回答ですが、捜査が進行中であることを明確にしています。

ここのところ順調ですね!
はじめてご覧になる方も多いと思いますので、7月以降の私たちの戦果を列挙します。

まず78日に、大勢の方にご参加いただいた在宅ロビー活動によって、欧州議会で拉致問題非難決議が採択されました! 決議は法的拘束力がないとはいえ、ヨーロッパ人拉致被害者に言及しているのでEUの外交政策に強い影響を与えます。読売新聞が報じています。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100709-OYT1T00077.htm


7
月末には香港で、北朝鮮が国運を賭ける大豊国際投資グループへの捜査を実現させました! 下記で報告したとおりです。

本ブログ2010年8月5日付ブログ


同グループは国防委員会直属で資本金が100億ドル。外資を誘致して10兆円規模の開発を行おうという起死回生の国家プロジェクトですから、捜査開始は大打撃です。英文でネット検索すればすぐ報道記事が出るので、もう新規で取引する銀行は世界中どこにもないでしょう。


そして9月には英領ヴァージン諸島政府に訴えて、北朝鮮の秘密銀行口座に対する捜査を実現させました!

本ブログ2010年9月20日付記事


国際金融から締め出されている北朝鮮にとって、数少ない取引銀行はたいへん貴重な存在です。有効打であったことは間違いありません。

このように自分たちの戦果を得々と語るのは、日本の伝統では「はしたない」ことですが、最近私は積極的に宣伝することにしています。そうしなければ、「一般人がメールで国際政治を動かす」などという途方もない話を誰も信じてくれません。そして効果があることを理解してもらえなければ、参加者が増えないのです。
すでにご参加いただいている皆様にも、方々で自慢話をし、参加者を増やしていただきたくお願い申し上げます。

数は力です。数千人の草莽の士が全世界に訴えていけば、必ずや北朝鮮を窮地に陥らせ、拉致被害者を返さざるを得ない状況に追い込むことができます!

秋になり、ピョンヤンもすっかり寒くなったことでしょう。私たちの同胞が、凍えながら助けを待っています。やれることは何でもやろうではありませんか!


★次はシンガポールだ!

シンガポールが北朝鮮密輸ネットワークの重要拠点だというと、意外に思われる方が多いと思います。シンガポールはヘロイン15g以上の所持で死刑になる国です。国営の麻薬密売事業で何トンもの密輸を行う北朝鮮が、もっとも敬遠したい国のように思えますが、実際には密輸ルートとして重要な役割を果たしています。

例えば2003年に、北朝鮮の貨物船ポン・ス号がヘロイン百数十キロをオーストラリアに密輸して、4日間の追跡のすえ拿捕される事件がありました。ニューヨーク・タイムズによれば、ポン・ス号は北朝鮮船籍でシンガポールに行き、そこでツバル船籍に変える偽装工作を行ったあとオーストラリアに向かっています。

http://www.nytimes.com/2006/10/20/world/asia/20shipping.html


また昨年ミサイルや核関連物資を積んだとみられる北朝鮮船舶カンナム号が、シンガポールに向かう途中米軍に追跡され、南浦港に引き返す事件がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090619-OYT1T00165.htm


そして北朝鮮がイランに大量破壊兵器関連物資を密輸して、対価を石油で受け取っていることは関係者の間で有名な話ですが、その石油もシンガポール経由で輸入されているのです。

なんとしてでも、シンガポールに法を厳格適用させ、密輸ネットワークを断ち切らないといけません!


2004
年にシンガポールは、400gのヘロイン所持でオーストラリア人青年に死刑を宣告しました。彼はカンボジアからオーストラリアに向かう途中、トランジットでチャンギ空港に寄っただけで、前科もないことからオーストラリアで大規模な助命運動が行われました。それでも翌年122日に絞首刑が執行されました。
シンガポールは90年代だけで麻薬事犯200人以上に死刑を執行していて、国際的な議論を呼んでいます。

その一方で、何百キロ、何トンの単位で行われる北朝鮮麻薬密輸を取り締まらなかったら、国際社会の非難を免れません。それに北朝鮮が輸出している大量破壊兵器は、テロリストの手に渡ってシンガポールで使われる可能性すらあるのです。法の厳格な適用は、シンガポール自身の国益です。


★この会社が北の海運を!

シンガポールには、北朝鮮の海運を扱うシンガポール籍海運会社が2グループあります。
一つはシンガポールの北朝鮮大使館内に事務所を置く東海海運(Tonghae Shipping Agency Pte Ltd)と、チンポ海運(Chinpo Shipping Company Pte Ltd・本当にこの名前なんです!)のグループ。
もう一つは、シンガポール人実業家チョン・コイセン氏が経営するコールエイジア海運貿易(Korasia Shipping & Trading Pte Ltd)を中心とするグループ。

実は先日、現地取材に行ってきました。こちらがシンガポールの北朝鮮大使館の看板。

 

 

一方下が海運会社2社で、奥に見えるのが北朝鮮大使館の木のドアです。

 

 

一見別々の部屋のように見えますが、入り口が別なだけで一体になっています。その証拠に北朝鮮大使館のドアをノックすると、海運会社のドアが開いて「なんですか?」と人が出てきます。大使館の部屋番号09-320は、チンポ海運の登記上の所在地と同じです。

東海(トンへ)海運と聞いて、聞き覚えがある方もいるかも知れません。そう、名前がソックリのピョンヤンの朝鮮東海海運(Korea Tonghae Shipping Company)を、日本政府が制裁対象に指定しています。

http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2006/09/0919siryou.html

 

この会社は1996年に大阪港からサリンの原材料50キロが密輸され、貿易会社社員が逮捕された事件で名前が出ました。
それにしてもよく似た社名ですね。もうじき実態が明らかになるでしょう。

 


チョン・コイセン氏が経営するコールエイジア海運貿易は、北朝鮮のために船舶を運用していることを、開かれた北韓放送の取材で認めています。本年4月の下記記事は、コーラエイジアが運行するチョン・ゲン号が南浦港を出発し、シンガポールを経由してミャンマーに向かっていると報じています。

http://english.nkradio.org/news/182


そればかりでなく、チョン氏のグループ会社は北朝鮮船舶のためにカンボジアやモンゴルの船籍を斡旋する業務を行って、ワシントン・タイムズ紙に「アメリカの安全を脅かす」と厳しく批判されています。

http://www.washingtontimes.com/news/2008/may/07/ships-of-fools/


カンボジア船籍斡旋業務は現在できなくなっています。というのは2002年にフランス海軍がカンボジア船籍船をコカイン密輸で摘発し、それを機会にカンボジア政府が業務委託契約を破棄したからです。
しかしモンゴル船籍斡旋業務は現在でも行われており、下記のように立派なホームページで宣伝しています。

http://www.maritimechain.com/ship_registry/msr/default.asp


またチョン氏は現在ツバルの名誉領事であり、事務所内にツバル領事館を置き(看板も出ていませんでしたが)、ツバル船籍斡旋業務も行っています。

http://www.tuvaluconsulate.com/
http://www.tvship.com/

チョン氏はこうした「貢献」を北朝鮮に認められたのか、2001年に北朝鮮国内で石油掘削の利権を獲得しています。副社長のベン・タン氏は、外国企業として史上初だとマスコミに得意気に語っています。

 

チョン・コイセン氏のグループが入るインターナショナル・プラザ


★それ常識でしょ!

上記の会社に、「あなたは北朝鮮の麻薬や核関連物資の密輸を手伝っていますか?」と質問すれば、もちろん返ってくる答えは「ノー」でしょう。実際、本当の積荷は知らされていないと思います。

しかしそれで通用するでしょうか?

例えば、麻薬密売人だと分かっている者から、「このお菓子を友達に渡してくれれば謝礼する」と言われ、箱を預かったとします。シンガポールの空港で、お菓子の中からヘロイン300gが見つかりました。この場合、「自分は知らなかった」で無罪になるでしょうか?
なるはずありません。死刑になります。

それと同じように、北朝鮮の主要輸出品が核関連物資などの大量破壊兵器、麻薬、偽タバコであることは世界の常識です。アメリカ国務省元高官のテビッド・アッシャー氏が2005年に明らかにしたところによれば、対外的な犯罪行為による外貨収入は、当時の北朝鮮の輸出収入の40%です。その後国連制裁で各種兵器が禁輸対象になったので、現在は大半が犯罪収益とみて間違いありません。だから北朝鮮の海運を扱えば、間違いなく禁制品が隠されたコンテナを扱うことになります。
そうした常識は海運業者なら、プロとして当然知っているべきことです。「知らなかった」では済まないのです。

 



400g
のヘロイン所持でオーストラリア人青年を死刑にしたシンガポールが、世界最大の犯罪組織・北朝鮮の密輸を許している現状は誠に遺憾です。


★訴えよう!

私はシンガポール政府高官および議員187人にメールを送り、北朝鮮の密輸を取り締まるよう強く求めました。
しかしながら、私一人の訴えでは不十分です。助太刀をお願いできないでしょうか?

東京のシンガポール大使館に、「北朝鮮の海運を扱っていれば、必ず麻薬や核関連物資を扱うことになる。厳しく取り締まるべきだ」と、メールやファックスや手紙で訴えていただきたいのです。

連絡先は下記のとおりです。日本語を理解するスタッフがいるので、日本語で大丈夫です。あなた様がお送りされた趣旨は、公電で本国に報告されます。

 


シンガポール共和国大使館
106-0032 東京都港区六本木5丁目12-3
電話:03-3586-9111
FAX
03-3582-1085
特命全権大使:タン・チンチョン 閣下
H. E. Mr. Tan Chin Tiong

singemb_tyo@sgmfa.gov.sg


本国政府にもお送りください。ファックスは、001-010KDDI)のあとに下記をダイヤルするだけです。国内と同じようにすぐ繋がります。

首相    Prime Minister Lee     
lee_hsien_loong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6332-8983
上級相  Senior Minister Goh      
goh_chok_tong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6732-4627
顧問相  Minister Mentor Lee      
lee_kuan_yew@pmo.gov.sg
FAX: 65-6734-5244
内相   Home Minister Wong
  wong_kan_seng@mha.gov.sg
FAX: 65-6254-6250
外相    Foreign Minister Yeo      
george_yeo@mfa.gov.sg
FAX: 65-6474-7885
交通相 Transport Minister Lim  
raymond_lim@mot.gov.sg
FAX: 65-6375-7734


サンプル文
件名: DPRK Smuggling Network in Singapore
本文:
Dear
(上記の名前、もしくはSir/Madam,

I am writing to urge the
Singapore government to prevent North Korean vessels from transporting WMD and narcotics through Singapore and prohibit shipping companies from providing services to the North.
http://www.un.org/News/Press/docs//2009/sc9679.doc.htm

Yours sincerely,
(あなた様の氏名)

 

リー・シェンロン首相


シンガポールという重要拠点を失えば、北朝鮮密輸ネットワークは大打撃を受けます!
ほんの少しだけ時間を割いてください。あなた様の送る一通のファックスが、拉致問題解決への大きな一歩となるかも知れません! よろしくお願いいたします。

 

拉致問題対策本部HPより