★国際政治が動き出した!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、凄いことになっています! 前回香港特別行政区政府への要請を呼びかけさせていただきましたが、さっそく捜査開始が報道されました!

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100724/amr1007241339007-n1.htm

今回はタイミングが絶妙でした。
私が北朝鮮の外資誘致機関・大豊(デプン)国際投資グループを告発するメールを、香港政府高官百数十人に送ったのが719日月曜日です。皆様に在宅ロビー活動を呼びかけさせていただいたのが20日火曜日。そうしたところ翌21日水曜日に、なんとクリントン国務長官が北朝鮮への追加制裁を発表したのです!

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100721/amr1007212052013-n1.htm


アメリカの追加制裁という大ニュースに、香港当局がビックリ仰天したことは言うまでもありません。ひとつ間違えば大スキャンダルに発展しかねないからです。

その翌日の22日木曜日には、アメリカ国営の自由アジア放送(RFA)の取材を受け、さっそくこの件が報道されました。下記は朝鮮語の報道記事。

http://www.rfa.org/korean/in_focus/nk_hongkong-07222010170553.html


下記グーグル翻訳ページにURLを入力すると、大体の意味が分かります。昨年私たちが告発していた朝鮮ファンド(ChosunFund)も監視対象に入ったと報じています。
http://translate.google.co.jp/?hl=ja&tab=wT#


それを韓国の朝鮮日報が後追いし、24日土曜日に「香港政府が制裁着手、北朝鮮系企業の実態とは」という記事になり、冒頭の産経新聞報道につながりました。

そしてなんと、これを書いている85日本日、香港政府が全190行の銀行に対して大豊グループの秘密口座が存在するかどうか回答せよ、と求める照会要請書を送っていたことが明らかになりました!

http://www.chosunonline.com/news/20100805000014

それにしても、なんというタイミングの良さ! 順調さ! およそ考えうる最高のタイミングで行動開始し、各国メディアで広く報じられる事態にまで発展したのです!

私は英霊の導きを感じずにはいられませんでした。何となく大豊グループを調べはじめ、何となくクリントン長官発表の2日前に行動を開始しましたが、振り返ってみると偶然とは思えません。日本を護らんとする人知を超えた力が働いたとしか考えられません。
ちなみに私事で恐縮ですが、祖父が戦死したのは724日でした。


★スイス、ルクセンブルクも!

アメリカの追加制裁発表で慌てたのは香港だけではありません。私たちが根気強く働きかけてきたルクセンブルクも、大急ぎで北朝鮮資金を監視していると明らかにしました。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100729/kor1007292242003-n1.htm
おや、まえ言っていたことと違うような(笑)まあいいか。過去は気にしないことにしましょう。

スイスについても同様の報道がなされています。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100731/kor1007312029004-n1.htm

ルクセンブルクは、今度こそ本気で調べると思います。アメリカに指摘されて全世界のマスコミに出る前に、自主的努力で摘発しないと、計り知れないダメージを被るからです。いまお尻に火がついて勢いよく燃えている状態です(笑

私たちがコツコツと続けてきた在宅ロビー活動は、マスコミ報道を引き出して「ヨーロッパに隠された金正日の40億ドル(3500億円)」を議題化、および常識化することに貢献しました。もうヨーロッパにおける秘密口座凍結なしに、追加経済制裁が成功したと思う人は誰もいません。追うほうも追われるほうも、ヨーロッパの秘密口座から逃げられなくなったのです。この効果は絶大なものがあります。

様々なかたちでご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。いよいよこれから歴史が動きます!


★中国の横暴を許すな!

しかしながら、安心するにはまだ早いです。中国の態度が現時点で明らかでないからです。
場合によっては金正日体制を存続させるため、香港の自治権を無視して無理やり対北朝鮮制裁を潰そうとするかも知れません。なんとしてでも香港政府に、香港自身の利害に基づいて自主的に正しい判断をするよう、力強く訴えていく必要があります。

大豊グループについては前回の呼びかけで解説させていただきました。
本ブログ2010年7月20日付記事


北朝鮮が国運を賭ける外資誘致プロジェクトであり、これを潰さない限り北の悪あがきは止まりません。

ここであなた様にお願いがあります。助けを待つ同胞を救うため、国難を救うため、ほんの少しだけお時間をいただけないでしょうか?
香港にメールやファックスを再度送って、大豊グループ摘発を訴えていただきたいのです。送り先は下記になります。(このロビー活動は終了しました)


追記
大豊グループは解散させられました。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

本ブログ2012年8月20日付記事


香港特別行政区政府
行政長官   Sir Donald Tsang     
ceo@ceo.gov.hk
FAX 852-2509-0580
政務司司長  Mr Henry Tang       
cso@cso.gov.hk
FAX 852-2524-5695
財政司司長  Mr John Tsang      
fso@fso.gov.hk
FAX 852-2840-0569
律政司司長  Mr Wong Yan Lung
  sjo@doj.gov.hk
FAX  852-3579-2431
中央政策組主席顧問 Professor Lau Siu Kai 
siukailau@cpu.gov.hk
FAX  852-2537-9083
財経事務及庫務局局長 Professor K C Chan 
sfst@fstb.gov.hk
FAX  852-2537-1736
香港金融管理局総裁   Mr Norman T.L. Chan 
hkma@hkma.gov.hk
FAX  852-2878-8197

香港立法会主席  Mr Jasper Tsang  
plc@legco.gov.hk
FAX 852-2877-9600
香港立法会金融界選出議員 Dr David Li   
lidkp@hkbea.com
FAX  852-3608-6100

日本語で訴える方は、東京の香港経済貿易代表部にお送りください。ここは商務及経済発展局に所属しますが、日本において香港特別行政区政府を代表しています。

http://www.hketotyo.gov.hk/japan/jp/index_j.html
主席代表 祝彭婉儀 女史    Mrs Jennie Chok 
jennie_chok@hketotyo.gov.hk

 

ファックス番号 03-3556-8968


サンプル文
件名: Violation of UN Sanctions
本文:
Dear
(上記の名前、もしくはSir/Madam,

I am writing to urge the Hong Kong SAR Government to prohibit activities of Taepung International Investment Group Limited registered in HK (company number 1040548) that is violating UN Security Council Resolution 1874. 

http://www.un.org/News/Press/docs//2009/sc9679.doc.htm

As reported by
North Korea’s state-run news agency, the sole purpose of Taepung Group is to circumvent UN sanctions and fund the pariah regime.
http://www.kcna.co.jp/item/2010/201001/news20/20100120-17ee.html

I am hoping that HK would comply with the UN Resolution and defend her reputation.

Yours sincerely,
(あなた様の氏名)


あなた様の一通の訴えは香港政府を勇気づけ、法に従って粛々と大豊グループを摘発する助けとなります。ほんの少しだけお時間をください。よろしくお願いいたします。