金正日秘密口座凍結プロジェクトにご参加いただいている皆様、大ニュースが飛び込んできました! もうご存知の方も多いと思いますが、イギリスのデイリー・テレグラフが「金正日の逃亡資金3600億円がヨーロッパの銀行に」「韓国情報機関がスイスからルクセンブルクに移されたと明らかに」と報じました。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100315/kor1003152252002-n1.htm

このニュースは各国で広く報道されました。下記記事によればロシア、チェコ、インドでも報じられたとのことです。私たちがコツコツと主張してきた金正日秘密資金問題は、いま全世界の注目を集めているのです!
http://www.dailynk.com/english/read.php?cataId=nk00100&num=6122

実は記事の半分以上は、私たちの主張の紹介です。記者には資料を渡してよく説明しました。下がデイリー・テレグラフの元の記事ですが、「もし金正日の40億ドル(3600億円)の秘密銀行口座が凍結されたならば、歴史の流れを変えられます。金正日は取り巻きの忠誠を買うためにそのカネが必要なので、凍結されたら人権を尊重し核兵器を捨て、国際社会に凍結解除を懇願するしかなくなるからです」という主張がそのまま紹介されています。
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/northkorea/7442188/Kim-Jong-il-keeps-4bn-emergency-fund-in-European-banks.html

この記事は今週、北朝鮮政策に関わる世界中の高官、議員の目にふれました。
さっそくカナダのジェームズ・フラハティ財務大臣からサイン入りの返答をいただきました。「カナダは他のFATF加盟国とともに、ルクセンブルクがFATF査定で認定されたマネーロンダリング対策上の欠陥を迅速に処理するよう、適切な処置をとります」と明言されておられます。

これからダメ押しで、手元にある欧米各国の議員のメールアドレス数千件に送ります。


★こんなに恵まれた時代はない!

ほんの1年前、なんの権力も持たないフツーの人が「手紙とファックスで国際政治を動かし、同胞を奪還する」なんて言ったら、誇大妄想狂と思われたことでしょう。「天を回し祖国日本を守る」なんて、スローガンとしてはいいかも知れないけど、とても現実と思えなかった方がほとんどだと思います。

しかし私たちの運動は現実にイギリス一流紙に取り上げられ、政策決定に関わる人に読まれ影響を与えています。

志ある草莽が、在宅ロビー活動によって国際政治を動かせる時代がきたのです! 日本建国以来二千六百七十年、これほど一般人が活躍できる時代はなかったと思います。

江戸時代の武士の実像については杉山頴男氏の著書『使ってみたい武士の作法』(並木書房)がリアルに描いていますが、実際のところ大半の下級武士は槍働きのチャンスに恵まれず260年間悶々としていました。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4890632344.html
それに比べ私たちのなんと恵まれていることか! 同胞を救い、国を守るという最も崇高な活動に、パソコンの前に座るだけで参加できるのです。しかも確実に効果を発揮します。

このチャンスを無駄にしたくないものです。一人でも多くの方が、在宅ロビー活動にご参加くださることを切に願っています。


★引き下がらないぞ!

もう一つニュースがあります。なんとルクセンブルクは秘密資金の存在を否定してきました。否定といっても徹底捜査の結果ではなく、「ねえモンはねえんだよ! 調べる必要もねえ!」ということです。法律により政府が口座リストを見ることが出来ない国なのに、なんら根拠を示さず「だからねえって言ってんだろ!」ときました。下記の読売新聞記事をご覧ください。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100319-OYT1T00135.htm

これには呆れました。実はアメリカ議会調査局が20087月に作成した報告書に、北朝鮮の銀行口座所在地としてルクセンブルクの名前が挙がっているのです。下記のCRS-4(7ページ)に明記されています。
http://fpc.state.gov/documents/organization/109540.pdf

またマネーロンダリング・テロ資金対策の国際機構であるFATF(金融活動作業部会)が先月ルクセンブルクの「相互査定報告書」を発表しましたが、この中で同国のマネーロンダリング取締を「極めて非効果的(very ineffective)」と厳しい表現で非難しています。国際的に最も権威ある報告書が「全然なってない!」とコキ下ろしているのです。
どれくらいダメかというと、なんと2003年からたったの8件しか摘発できていないそうです。

デイリー・テレグラフ記事に「カダフィとサダム・フセインがルクセンブルクの銀行を使っていた証拠がある」との専門家コメントが紹介されていますが、「これで本当にEU加盟国なの?」と思ったのは私だけでしょうか?
http://www.fatf-gafi.org/dataoecd/40/7/44655591.pdf

首相顧問のジャン・ル・シウェック氏には225日と33日に手紙を送り、摘発に成功した場合に得られる国際的信用など様々なことを論じるとともに、機微に触れる情報も伝えました。最後に分かりやすく、「率直に申し上げますと、『オレの娘の命を核兵器で脅かすテロリストを、貴国は支援し続けるのか?』ということです」と書きました。
また北朝鮮とシリアやイランとの関係について述べ、「イスラエルと全世界のユダヤ人を敵に回しますよ」とも警告しました。

ルクセンブルクがロクに調べもしないで「ねえモンはねえんだ!」と開き直ったことは、私たち日本人の生命よりも、自分たちが銀行機密保護を利用してボロ儲けすることの方がずっと大切、と宣言したようなものです。極めて遺憾です。
これで私たちが引き下がると思ったら大間違いだ、ということを明確にしたいと思います。

しかし逆に助かったと思ったのは、記事が出てたったの4日で「ねえ!」と発表したことです。これで他のEU諸国が納得するはずありません。常識の問題です。ルクセンブルクの問題点がより浮き彫りになったのです!
何ヶ月も捜査のフリだけしてから「徹底捜査の結果見つかりませんでした」とウソをつかれたら困ったことになっていました。不幸中の幸いです。


★欧州委員会は分かってくれる!

ここであなた様にお願いがあります。助けを待つ同胞を救うため、そして自分自身の生命を北朝鮮の脅威から守るため、少しだけお時間をください。EU全体の政府に相当する欧州委員会に、ルクセンブルクに圧力をかけるよう訴えていただきたいのです。

実はルクセンブルク政府が3ヶ月無視したあと私に回答を寄こしたのは、欧州委員会対外総局のヴァレ・デ・アルメイダ総局長が手紙をルクセンブルク大使に転送し、遠まわしに圧力をかけてくれたからです。
以前にも書かせていただきましたが、EU内でルクセンブルクの銀行機密保護は問題になっており、他の加盟国は良い感情を持っていません。
今回は脱税幇助よりはるかに重大なマネーロンダリングの問題ですから、真剣に対応してくれると思います。

なお昨年欧州委員会にメールを送られた方の多くが、すでに返答をいただいていると思います。文面は「当委員会が勧告を出すのは適切ではありません。ルクセンブルクはすでに厳重に監視すべき義務を負っているのです」という内容だったと思います。
しかしながら最後に、ルクセンブルク大使に転送された旨が書かれていると思います。これが重要なのです。そして効くのです。まったくトンチンカンな訴えなら返事を出さないし、ましてや大使に転送することなどありえません。転送するという行為自体が、欧州委員会のメッセージなのです。

サンプル文は下記になります。

件名: Money Laundering in Luxembourg
本文: The Daily Telegraph reported that North Korean dictator Kim Jong-Il is hiding $4 billion in secret bank accounts in Luxembourg.

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/northkorea/7442188/Kim-Jong-il-keeps-4bn-emergency-fund-in-European-banks.html
I respectfully request that the European Commission strongly encourage the Luxembourg government to address deficiencies described in the FATF Mutual Evaluation Report in a timely manner and discover the secret bank accounts at once.
http://www.fatf-gafi.org/dataoecd/40/7/44655591.pdf

Yours respectfully,
あなた様のお名前


送り先
バローゾ委員長

http://ec.europa.eu/commission_2010-2014/president/contact/mail/index_en.htm
司法担当レディング副委員長
http://ec.europa.eu/commission_2010-2014/reding/contact/index_en.htm


★日本語なら簡単

東京には欧州委員会代表部(大使館のようなもの)があり、こちらなら日本語が通じます。英語で文章を書くのが苦手な方(実は私もそうですが、無理して頑張っています)でも、日本語なら説得力ある文章が書けると思います。欧州委員会はルクセンブルクに注意すべきと力強く説得してください。連絡先は下記の通りです。


102-0075
東京都千代田区三番町9-15 ヨーロッパハウス
駐日欧州委員会代表部大使
ヒュー・リチャードソン閣下

電話 03-3239-0441
ファックス 03-3261-5194
送信フォーム
http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/about/contact/


リチャードソン大使は日本に住んでおられますので、私たちと同じように北朝鮮核ミサイルの脅威を受けています。また大使の故郷ロンドンはイスラム過激派に常時狙われており、北朝鮮の大量破壊兵器がテロリストの手に渡ったならば親族・友人を失うことになります。基本的に私たちと利害が一致しています。誠意をもって説明すれば、きっと分かってくれると思います。

それではお互いがんばりましょう!


★さあ、次は将軍サマの番だ!

金正日の寿司職人だった藤本健二氏の著書『金正日の料理人』の106ページに、下記のような記述があります。

「信川招待所での宴会で、ディスコ・ダンスが得意な喜ばせ組(喜び組)の五人グループの踊り子に、金正日が、突然、
「洋服を脱げ!」
と、言った。そこで彼女たちが、洋服を脱ぐと、ブラジャーもパンツも脱げと言う。さすがに彼女たちは驚き、戸惑いを隠せない様子だったが、将軍様の御命令には逆らえない。恥ずかしそうに全部脱ぐと、全裸でダンスを踊り続けた」

将軍サマは国民を餓死させながら、人前で女の子を裸にして遊んでいるのです。

さあ、次は将軍サマの番です。裸になってもらいましょう。銀行機密の鎧を脱ぎ捨てて、隠し財産を全部みせてもらいましょう。
国民を200万人以上餓死させて貯めこんだカネですから、見せるのは死ぬほど恥ずかしいでしょう。

嫌ならこちらで脱がせるまで。

皆様、嫌がる金正日を素っ裸にしましょう! 日本の草莽の底力を見せつけてやろうではありませんか!