★ルクセンブルクで捜査開始か!
金正日秘密口座凍結プロジェクトにご参加いただいている皆様、すばらしい情報が入りました! 金正日口座への捜査が開始されたようです!
今週ルクセンブルク政府のジャン・ル・シウェック一等顧問官から、ユンケル首相の代理として2度目の書簡をいただきました。その中で北朝鮮マネーロンダリングに関し、「ルクセンブルク検察庁はその独立した地位ゆえ、捜査中の事件の詳細を政府に報告することはありません。そのため私は、これ以上の情報を提供できる立場にありません」と意味深なことが書かれています。1度目の書簡の内容を考えると、これは捜査開始を示唆していると見て間違いないでしょう。手紙は下記でご覧いただけます(サイン部分は消しています)
http://www.budotusin.net/cbbs02/file/1265289168.jpg
こうした公式文書は、行間を読まれ、メディアや外国政府に回覧されることを前提に慎重に書かれます。実際この書簡も、私が接触している議員やメディアにすでに転送されています。外交の世界は外交官同士がそれとなく意向を伝え合うことで成り立っていますので、ヨーロッパの政府高官が誤解を生むような表現をウッカリ書く可能性は極めて低いです。捜査が開始されたとみて間違いありません!
私たちが各方面に繰り返し行った在宅ロビー活動が、ついに効果を発揮したのです! ルクセンブルクは周辺国政府から銀行機密問題で繰り返し圧力をかけられてきましたが、民間からの圧力には慣れていません。私たち日本の草莽が動いたことで、外交ルートの圧力とは一味違うプレッシャーがかかり、「スキャンダルに発展しかねない!ヤバい!」と思わせることができたのです。在宅ロビー活動は意外と効果あります。引き続きがんばりましょう!
(銀行機密については、昨年8月20日に解説させていただきました)
★イギリス上院議会の本会議で取り上げられる!
2月2日にはイギリス上院議会で、アルトン卿が北朝鮮問題について質問してくれました。質疑の内容は下記の議会ホームページでご覧いただくことができます。
http://www.publications.parliament.uk/pa/ld200910/ldhansrd/text/100202-0002.htm#10020253000436
この中で私の求めに応じて、マネーロンダリングについての質問が行われました。答弁は外務担当国務大臣(日本の政務次官に相当)のキノック卿(キノック元労働党党首の妻)が立ち、「もちろん閣下が言及されるマネーロンダリングの問題もあります。ルクセンブルクの関与がいわれていますが、しかしながら政府は現在のルクセンブルクにおけるマネーロンダリング防止体制は法律面・施行面の両面で、国際的に最高水準のものであるとの確証を得ています」と述べています。
これはイギリス政府の以前の見解と異なります。また金融業界の一般的な認識とも異なります。イギリスの国務大臣がこのような答弁を行うからには、捜査の開始など何らかの情報がルクセンブルク政府から寄せられたことは間違いありません。
アルトン卿からはメールをいただき、この質疑の内容とともに「今後情報があればお寄せください」と書かれていました。非常に頼りになる貴族議員です。
一方、イギリス下院議会のマイケル・ムーア議員も政府に北朝鮮問題で質問主意書を提出してくれました。マイケル・ムーア議員は過去にも北朝鮮や中国の問題で質問主意書を出してくださっている立派な先生です。質問と政府の回答は、下記の武道通信無銘刀(掲示板)に掲載してあります。
http://www.budotusin.net/cbbs02/cbbs.cgi
アイルランドではビリー・ティミンズ下院議員が質問主意書を提出してくれて、アイルランド外務大臣から力強い回答をいただいています。これも掲示板に掲載してあります。またオーストラリアのケルビン・トムソン議員も下記の書簡でオーストラリア外務大臣に質問してくれました。こちらはまだ返答がありませんが、近々いただけると思います。
http://www.budotusin.net/cbbs02/file/1265289259.jpg
★正念場はこれからだ!
私たちの在宅ロビー活動によって世界的な広がりを見せている金正日秘密口座問題ですが、捜査が開始されたからといって安心はできません。むしろこれからが正念場です。銀行機密保護を第一とするルクセンブルクが形式的でおざなりな捜査だけして、「北朝鮮資金は存在しませんでした」という「最終結果」を発表してしまう恐れがあるからです。そうなった場合、発表後北朝鮮はマネーロンダリングがやり易くなってしまいます。何としてでも徹底捜査をしてもらう必要があります
私はこれから、ルクセンブルクにあるアメリカ系と日系を除く全銀行に、過去15年間の北朝鮮関連取引をすべて当局に通報するよう求める要請文(警告状に近い)を送ります。しばらくはこの仕事に懸かりっきりになります。
ここであなた様にお願いがあります。極寒の地で助けを待つ同胞を救うため、少しだけお時間をください。前回の繰り返しになりますが、駐日ルクセンブルク大使館と本国政府にメール、手紙やファックスを送って、捜査が徹底的に行われるよう要請していただきたいのです。同じ人が何度送っても構いません。
102-0081
東京都千代田区四番町8-9
ルクセンブルクハウス1F
駐日ルクセンブルク大公国特命全権大使
ポール・シュタインメッツ閣下
TEL: 03-3265-9621
FAX: 03-3265-9624
メール:http://www.luxembourg.or.jp/req/index.html
(駐日大使あての手紙は日本語で大丈夫です)
本国政府のコンタクトフォームはこちら
http://www.gouvernement.lu/functions/contact/index.php
(Nomはファーストネーム、Prénomは姓、Paysは国)
文例
件名: Money Laundering in Luxembourg
本文: Dear Prime Minister Juncker,
We urge the
Yours sincerely,
あなた様のお名前
秘密口座凍結で金正日を屈服させられるか、それとも捜査が中途半端に終わって北朝鮮を利してしまうか、あなた様の説得力にかかっています。ぜひ日本海海戦の「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」の精神で、ルクセンブルク大使に力強く要請してください。お互いがんばりましょう!
★一番乗りを目指せ!
いま金正日秘密口座を巡って、世界中の諜報機関、財務省タスクチーム、報道機関、国会議員、ジャーナリストなどが熾烈な競争を繰り広げています。それは今から70年前、シンガポール一番乗りを目指してマレー半島を凄まじい速度で駆け抜けた皇軍各部隊の競争のようです。
この熾烈な一番乗り競争に、日本のSomo(草莽)というプレーヤーが加わりました。私たちにはスパイ衛星も盗聴システムもありませんし、現地に行くことさえままなりません。しかし私たちは手紙、メール、ファックスで正論の集中砲火を浴びせる手法で、強烈な圧力をかけることができます。この手法は外国諜報機関には真似できません(すぐバレるので)
金正日秘密口座を凍結は、歴史的な事件となります。凍結一番乗りを果たし、同胞を奪還しようではありませんか!
さあ、いますぐファックスを送ってください! あなたの助けを待つ人がいます。