加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」

一般国民が国際政治を動かすための具体的方法論

北朝鮮密輸ネットワーク

★自由アジア放送が報じる!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、朗報です! 私たちの訴えが効果を発揮しています! このたびアメリカ政府系の自由アジア放送(RFA)が、シンガポールの北朝鮮密輸ネットワークを報じました!

韓国語の記事が下記になります。
http://www.rfa.org/korean/in_focus/nk_illegal-11182010162649.html
Googleの翻訳システムにアドレスを入力すると、6割以上理解できる日本語になります。便利ですね!
http://translate.google.co.jp/?hl=ja&tab=wT#


さっそくシンガポール政府高官・国会議員180人以上に、このことをメールで伝えました。

シンガポール外務省は事の重大さを理解したと思います。自由アジア放送は、世界中のメディアに引用されるほど権威があります。世界各国のメディア・政府の北朝鮮担当者が、この報道で密輸ネットワークの存在を知りました。もはや、「うるさい日本人たちが諦めるのを待とう」では済まなくなったのです。一歩前進しました!

 

北朝鮮大使館と一体になった海運会社。奥の木のドアが大使館だが、部屋は同一(著者が10月に撮影)

 


(北朝鮮密輸ネットワークについては前々回説明させていただきました)

本ブログ2010年10月20日付記事

 


★各国の議員が取り上げてくれる!

自由アジア放送記事にあるように、与党人民行動党の陳文安(Sin Boon Ann)先生がシンガポール外務省に問い合わせてくれました。

シンガポールはいわゆる開発独裁体制で、与党の国会議員は大きな権力を持っています。そのうえ陳文安先生は一流の弁護士で、法律が関わる事柄に特に発言力があります。これは大いに期待できます!

また記事にあるように、欧州議会イギリス選出議員のリズ・リン先生がシンガポール高等弁務官事務所に書簡を出してくれました。そのほか欧州議会イギリス選出議員のグラハム・ワトソン先生、オーストラリア下院議会のグレッグ・ハント先生とケルヴィン・トムソン先生が、それぞれ質問状を出してくれています。

私たちも負けないようにがんばりましょう!

 


欧州議会

 


★訴えよう!

ここであなた様にお願いがあります。拉致被害者を救出するため、ほんの少しだけお時間を割いていただけないでしょうか?

東京のシンガポール大使館に、「北朝鮮の海運を扱っていれば、必ず麻薬や核関連物資を扱うことになる。厳しく取り締まるべきだ」と、メールやファックスや手紙で訴えていただきたいのです。
そうした努力が拉致被害者救出に有効であることは、このあと説明させていただきます。

 

シンガポール港(チェン・シーヤン氏撮影)

 

 
前回、前々回の呼びかけに応えて訴えてくださった方も多いと思いますが、いま一度お願いします。たくさんメールやファックスが行くことで、より真剣さが伝わります。

連絡先は下記のとおりです。日本語を理解するスタッフがいるので、日本語で大丈夫です。あなた様がお送りされた趣旨は、公電で本国に報告されます。



シンガポール共和国大使館
106-0032 東京都港区六本木5丁目12-3
電話:03-3586-9111
FAX
03-3582-1085
特命全権大使:タン・チンチョン 閣下
H. E. Mr. Tan Chin Tiong
singemb_tyo@sgmfa.gov.sg


本国政府には英語でお送りください。ファックスは、001-010KDDI)のあとに下記をダイヤルするだけです。国内と同じようにすぐ繋がります。

首相    Prime Minister Lee    
lee_hsien_loong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6332-8983
上級相  Senior Minister Goh     
goh_chok_tong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6732-4627
顧問相  Minister Mentor Lee     
lee_kuan_yew@pmo.gov.sg
FAX: 65-6734-5244
内相   Home Minister Wong
  wong_kan_seng@mha.gov.sg
FAX: 65-6254-6250
外相    Foreign Minister Yeo      
george_yeo@mfa.gov.sg
FAX: 65-6474-7885
交通相 Transport Minister Lim  
raymond_lim@mot.gov.sg
FAX: 65-6375-7734


サンプル文
件名: DPRK Smuggling Network in Singapore
本文:
Dear
(上記の名前、もしくはSir/Madam,

I am writing to urge the
Singapore government to prevent North Korean vessels from transporting WMD and narcotics through Singapore and prohibit shipping companies from providing services to the North.
http://www.un.org/News/Press/docs//2009/sc9679.doc.htm

Yours sincerely,
(あなた様の氏名)

リー・クアンユー顧問相

(大東亜戦争中は日本軍の報道部で働く)



★拉致被害者を全員取り返すには?

拉致問題について様々な議論がありますが、私は拉致被害者を「全員」取り返すことに関しては、まったく妥協の余地がないと考えています。
必ず「全員」でなければなりません。妥協は国家犯罪を継続させ、拉致被害者を北朝鮮で死なせることに加担する、もっとも卑劣な犯罪です。同胞の命が関わることに、妥協などありえないのです。
そのうえ、帰国を希望する日本人妻も全員取り返さなければならないと思います。

 

しかしながら「全員」取り返すことは、現実問題として非常に困難です。拉致被害者の中にはニセ札作りなど北朝鮮の最高機密を知る人も、金王朝の内情を知る人もいます。ヨーロッパ人拉致被害者の身元を知っている人もいるでしょう。いまの状況で全員取り返すのは、残念ながら不可能です。

 


それではどうすれば良いか?
答えは一つしかないと思います。制裁の強化です。

金王朝の生命線は外貨獲得ルートです。カネの流れを完全に止めてしまえば、体制は崩壊します。だから制裁を徹底的に行えば、北朝鮮は制裁解除の条件として拉致被害者全員解放を実行せざるを得なくなります。
体制崩壊の一歩手前まで追い込めば、全員解放による不利益よりも、目の前の体制存続を選ばざるを得ないのです。

シンガポールにおける密輸ルート遮断は、そのための有効な方策です。
北朝鮮の外貨獲得手段である武器、麻薬、偽造タバコ等の密輸は、かなりの部分がシンガポール経由で行われます。また中東から武器販売代金として得た石油も、シンガポール経由で密輸(犯罪収益なので違法)されます。
シンガポール・ルートを遮断すれば、北朝鮮を干上がらせることができるのです!

この弱点を徹底的につくべきです。がんばりましょう!


 

北朝鮮の主要輸出品

 

シンガポールの美人拉致被害者

★シンガポール財務省が要請してくれた!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、朗報です! 私たちの訴えをシンガポール財務省が取り上げ、シンガポール外務省に調査するよう申し入れてくれました!

前回1020日、北朝鮮のシンガポール密輸ルートについて解説し、在宅ロビー活動を呼びかけさせていただきました。はじめての方は下をご覧ください。

本ブログ2010年10月20日付記事


私はその後、シンガポール人拉致被害者の問題と絡めて訴えました。シンガポール政府高官・国会議員180人以上に2度メールを送り、「北朝鮮船舶を入港禁止にして自国民を取り返せ!」と呼びかけました。

そうしたところ財務省が外務省に対し、「本件は貴省管轄につき、調査し直接回答されるよう希望します。最終回答書の写しはこちらにもお送りください」と要請し、私のところにCCで送ってきたのです。

シンガポールはしっかりした国だと思いました。自国民拉致が極めて重大な事態だと正しく認識しています。だから万が一にもウヤムヤにならないよう、わざわざ外国人の私に省庁間連絡のコピーまで送ってきているのです。なんだか羨ましくなりました。


★シンガポールで5人の女性が被害に!

シンガポールの拉致事件は昭和53年(1978年)8月に発生しています。これは拉致が集中的に行われた時期と重なります。昭和53年は政府認定事案だけでも6月に田口八重子さん、田中実さん、7月に地村保志さん・富貴惠さん、蓮池薫さん・祐木子さん、8月に市川修一さん・増元るみ子さん、曽我ひとみさん・ミヨシさんが拉致されています。またタイ人アノーチャ・パンジョイさん、韓国人4人(映画監督と高校生3人)、レバノン人女性4人、マカオ人女性2人も昭和53年の7月と8月に拉致されています。

 

         

本件は、日本人を装う3人の北朝鮮工作員によって実行されました。まず自称ホン(あまり日本人らしくない名前ですが)がクレメンソー・アベニューにあったマダム・ユン・キーイン経営のコンパニオン派遣会社に女性の派遣を依頼します。そして拉致の前夜にショッピングに連れて行き、気前よく金を使って信用させ、「船上パーティーに来れば時給100ドルとダイヤモンドをあげる」と誘います。この誘いに乗ったシンガポール人女性1人とマレーシア人女性4人(年齢1924歳)がイースタン・アンカレッジに停泊していた貨物船に乗り込むと、そのまま拉致されました。
事件の知らせを受け、シンガポール警察は自称ホンが泊まっていたペニンシュラ・ホテル812号室に急行します。しかし2日前にチェックアウトした後でした。その後マレーシア警察とインターポールの協力も得て大規模な捜査が行われますが、手がかりはつかめませんでした。シンガポール警察は地元紙ストレーツ・タイムズの取材に対し、「最悪の未解決事件の一つ」と述べています。

このうちシンガポール人拉致被害者は、当時24歳のダイアナ・ウン・クムイップさんです。下の写真のとおり、綺麗な女性です。

 

 

マレーシア人女性については、韓国人拉致被害者の女優・崔銀姫さんが北朝鮮で彼女たちについて聞いたと証言したほか、ジェンキンスさんが目撃しています。

一日も早く解決させなければなりません!


★シンガポール政府に訴えよう!

私がシンガポール政府高官にこの件を訴えた当初の理由は、北朝鮮密輸ルート遮断を迫るためでしたが、調べていくうちに本気で解決を願うようになりました。本件は現在のところ、シンガポール政府もマレーシア政府も十分取り組めていません。拉致されたわが同胞と同じ状況なのです。民族・国は違えども、拉致という犯罪の残酷さに変わりはありません。

ぜひあなた様にも、シンガポール政府に拉致被害者救出を訴えていただきたくお願いします。
日本語で救出を訴える方は大使館にお願いします。あなた様がお送りされた趣旨は、公電で本国に報告されます。

 


シンガポール共和国大使館
106-0032 東京都港区六本木5丁目12-3
電話:03-3586-9111
FAX
03-3582-1085
特命全権大使:タン・チンチョン 閣下
H. E. Mr. Tan Chin Tiong

singemb_tyo@sgmfa.gov.sg


本国政府にもお送りください。ファックスは、001-010KDDI)のあとに下記をダイヤルするだけです。国内と同じようにすぐ繋がります。

首相    Prime Minister Lee    
lee_hsien_loong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6332-8983
上級相  Senior Minister Goh     
goh_chok_tong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6732-4627
顧問相  Minister Mentor Lee     
lee_kuan_yew@pmo.gov.sg
FAX: 65-6734-5244
内相   Home Minister Wong
  wong_kan_seng@mha.gov.sg
FAX: 65-6254-6250
外相    Foreign Minister Yeo      
george_yeo@mfa.gov.sg
FAX: 65-6474-7885
交通相 Transport Minister Lim  
raymond_lim@mot.gov.sg
FAX: 65-6375-7734


サンプル文
件名: Singaporean Woman Abducted by North Korea
本文:
Dear
(上記の名前、もしくはSir/Madam,

I am writing to strongly and respectfully urge that the
Singapore government prohibit North Korea vessels from entering the port in order to rescue Miss Diana Ng Kum Yip who was abducted by North Korea along with 4 Malaysian women in 1978. 
She is waiting for help for 32 years.
http://www.budotusin.net/cbbs02/file/1288873102.jpg
http://www.thestar.com.my/news/story.asp?file=/2005/12/15/nation/12876706

Yours sincerely,
(あなた様の氏名)


シンガポールが拉致問題を理由に北朝鮮船舶(便宜船籍を問わず)および貨物を入港禁止にすれば、北朝鮮はギブアップします。武器・麻薬・偽造タバコを輸出できない上、イランからの石油を輸入できなくなれば、体制がもたないからです。
シンガポールに訴えることで、5人の救出に力を尽くせるばかりでなく、日本人拉致被害者救出にむけた強力な圧力をかけることができるのです。

ほんの少しだけ時間をください。あなたの助けを待つ人がいます。

 

 

北朝鮮密輸ネットワークを潰そう!

★たしかに効いている!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、私たちの運動が成果を上げています! 先日北朝鮮の国営投資誘致機関を英領ヴァージン諸島政府に告発しようと呼びかけさせていただきましたが、

本ブログ2010年9月20日付記事
総督府から「捜査は行われています」と回答がありました。”We are aware of the BVI Authorities investigation into this matter.” と短い回答ですが、捜査が進行中であることを明確にしています。

ここのところ順調ですね!
はじめてご覧になる方も多いと思いますので、7月以降の私たちの戦果を列挙します。

まず78日に、大勢の方にご参加いただいた在宅ロビー活動によって、欧州議会で拉致問題非難決議が採択されました! 決議は法的拘束力がないとはいえ、ヨーロッパ人拉致被害者に言及しているのでEUの外交政策に強い影響を与えます。読売新聞が報じています。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100709-OYT1T00077.htm


7
月末には香港で、北朝鮮が国運を賭ける大豊国際投資グループへの捜査を実現させました! 下記で報告したとおりです。

本ブログ2010年8月5日付ブログ


同グループは国防委員会直属で資本金が100億ドル。外資を誘致して10兆円規模の開発を行おうという起死回生の国家プロジェクトですから、捜査開始は大打撃です。英文でネット検索すればすぐ報道記事が出るので、もう新規で取引する銀行は世界中どこにもないでしょう。


そして9月には英領ヴァージン諸島政府に訴えて、北朝鮮の秘密銀行口座に対する捜査を実現させました!

本ブログ2010年9月20日付記事


国際金融から締め出されている北朝鮮にとって、数少ない取引銀行はたいへん貴重な存在です。有効打であったことは間違いありません。

このように自分たちの戦果を得々と語るのは、日本の伝統では「はしたない」ことですが、最近私は積極的に宣伝することにしています。そうしなければ、「一般人がメールで国際政治を動かす」などという途方もない話を誰も信じてくれません。そして効果があることを理解してもらえなければ、参加者が増えないのです。
すでにご参加いただいている皆様にも、方々で自慢話をし、参加者を増やしていただきたくお願い申し上げます。

数は力です。数千人の草莽の士が全世界に訴えていけば、必ずや北朝鮮を窮地に陥らせ、拉致被害者を返さざるを得ない状況に追い込むことができます!

秋になり、ピョンヤンもすっかり寒くなったことでしょう。私たちの同胞が、凍えながら助けを待っています。やれることは何でもやろうではありませんか!


★次はシンガポールだ!

シンガポールが北朝鮮密輸ネットワークの重要拠点だというと、意外に思われる方が多いと思います。シンガポールはヘロイン15g以上の所持で死刑になる国です。国営の麻薬密売事業で何トンもの密輸を行う北朝鮮が、もっとも敬遠したい国のように思えますが、実際には密輸ルートとして重要な役割を果たしています。

例えば2003年に、北朝鮮の貨物船ポン・ス号がヘロイン百数十キロをオーストラリアに密輸して、4日間の追跡のすえ拿捕される事件がありました。ニューヨーク・タイムズによれば、ポン・ス号は北朝鮮船籍でシンガポールに行き、そこでツバル船籍に変える偽装工作を行ったあとオーストラリアに向かっています。

http://www.nytimes.com/2006/10/20/world/asia/20shipping.html


また昨年ミサイルや核関連物資を積んだとみられる北朝鮮船舶カンナム号が、シンガポールに向かう途中米軍に追跡され、南浦港に引き返す事件がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090619-OYT1T00165.htm


そして北朝鮮がイランに大量破壊兵器関連物資を密輸して、対価を石油で受け取っていることは関係者の間で有名な話ですが、その石油もシンガポール経由で輸入されているのです。

なんとしてでも、シンガポールに法を厳格適用させ、密輸ネットワークを断ち切らないといけません!


2004
年にシンガポールは、400gのヘロイン所持でオーストラリア人青年に死刑を宣告しました。彼はカンボジアからオーストラリアに向かう途中、トランジットでチャンギ空港に寄っただけで、前科もないことからオーストラリアで大規模な助命運動が行われました。それでも翌年122日に絞首刑が執行されました。
シンガポールは90年代だけで麻薬事犯200人以上に死刑を執行していて、国際的な議論を呼んでいます。

その一方で、何百キロ、何トンの単位で行われる北朝鮮麻薬密輸を取り締まらなかったら、国際社会の非難を免れません。それに北朝鮮が輸出している大量破壊兵器は、テロリストの手に渡ってシンガポールで使われる可能性すらあるのです。法の厳格な適用は、シンガポール自身の国益です。


★この会社が北の海運を!

シンガポールには、北朝鮮の海運を扱うシンガポール籍海運会社が2グループあります。
一つはシンガポールの北朝鮮大使館内に事務所を置く東海海運(Tonghae Shipping Agency Pte Ltd)と、チンポ海運(Chinpo Shipping Company Pte Ltd・本当にこの名前なんです!)のグループ。
もう一つは、シンガポール人実業家チョン・コイセン氏が経営するコールエイジア海運貿易(Korasia Shipping & Trading Pte Ltd)を中心とするグループ。

実は先日、現地取材に行ってきました。こちらがシンガポールの北朝鮮大使館の看板。

 

 

一方下が海運会社2社で、奥に見えるのが北朝鮮大使館の木のドアです。

 

 

一見別々の部屋のように見えますが、入り口が別なだけで一体になっています。その証拠に北朝鮮大使館のドアをノックすると、海運会社のドアが開いて「なんですか?」と人が出てきます。大使館の部屋番号09-320は、チンポ海運の登記上の所在地と同じです。

東海(トンへ)海運と聞いて、聞き覚えがある方もいるかも知れません。そう、名前がソックリのピョンヤンの朝鮮東海海運(Korea Tonghae Shipping Company)を、日本政府が制裁対象に指定しています。

http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2006/09/0919siryou.html

 

この会社は1996年に大阪港からサリンの原材料50キロが密輸され、貿易会社社員が逮捕された事件で名前が出ました。
それにしてもよく似た社名ですね。もうじき実態が明らかになるでしょう。

 


チョン・コイセン氏が経営するコールエイジア海運貿易は、北朝鮮のために船舶を運用していることを、開かれた北韓放送の取材で認めています。本年4月の下記記事は、コーラエイジアが運行するチョン・ゲン号が南浦港を出発し、シンガポールを経由してミャンマーに向かっていると報じています。

http://english.nkradio.org/news/182


そればかりでなく、チョン氏のグループ会社は北朝鮮船舶のためにカンボジアやモンゴルの船籍を斡旋する業務を行って、ワシントン・タイムズ紙に「アメリカの安全を脅かす」と厳しく批判されています。

http://www.washingtontimes.com/news/2008/may/07/ships-of-fools/


カンボジア船籍斡旋業務は現在できなくなっています。というのは2002年にフランス海軍がカンボジア船籍船をコカイン密輸で摘発し、それを機会にカンボジア政府が業務委託契約を破棄したからです。
しかしモンゴル船籍斡旋業務は現在でも行われており、下記のように立派なホームページで宣伝しています。

http://www.maritimechain.com/ship_registry/msr/default.asp


またチョン氏は現在ツバルの名誉領事であり、事務所内にツバル領事館を置き(看板も出ていませんでしたが)、ツバル船籍斡旋業務も行っています。

http://www.tuvaluconsulate.com/
http://www.tvship.com/

チョン氏はこうした「貢献」を北朝鮮に認められたのか、2001年に北朝鮮国内で石油掘削の利権を獲得しています。副社長のベン・タン氏は、外国企業として史上初だとマスコミに得意気に語っています。

 

チョン・コイセン氏のグループが入るインターナショナル・プラザ


★それ常識でしょ!

上記の会社に、「あなたは北朝鮮の麻薬や核関連物資の密輸を手伝っていますか?」と質問すれば、もちろん返ってくる答えは「ノー」でしょう。実際、本当の積荷は知らされていないと思います。

しかしそれで通用するでしょうか?

例えば、麻薬密売人だと分かっている者から、「このお菓子を友達に渡してくれれば謝礼する」と言われ、箱を預かったとします。シンガポールの空港で、お菓子の中からヘロイン300gが見つかりました。この場合、「自分は知らなかった」で無罪になるでしょうか?
なるはずありません。死刑になります。

それと同じように、北朝鮮の主要輸出品が核関連物資などの大量破壊兵器、麻薬、偽タバコであることは世界の常識です。アメリカ国務省元高官のテビッド・アッシャー氏が2005年に明らかにしたところによれば、対外的な犯罪行為による外貨収入は、当時の北朝鮮の輸出収入の40%です。その後国連制裁で各種兵器が禁輸対象になったので、現在は大半が犯罪収益とみて間違いありません。だから北朝鮮の海運を扱えば、間違いなく禁制品が隠されたコンテナを扱うことになります。
そうした常識は海運業者なら、プロとして当然知っているべきことです。「知らなかった」では済まないのです。

 



400g
のヘロイン所持でオーストラリア人青年を死刑にしたシンガポールが、世界最大の犯罪組織・北朝鮮の密輸を許している現状は誠に遺憾です。


★訴えよう!

私はシンガポール政府高官および議員187人にメールを送り、北朝鮮の密輸を取り締まるよう強く求めました。
しかしながら、私一人の訴えでは不十分です。助太刀をお願いできないでしょうか?

東京のシンガポール大使館に、「北朝鮮の海運を扱っていれば、必ず麻薬や核関連物資を扱うことになる。厳しく取り締まるべきだ」と、メールやファックスや手紙で訴えていただきたいのです。

連絡先は下記のとおりです。日本語を理解するスタッフがいるので、日本語で大丈夫です。あなた様がお送りされた趣旨は、公電で本国に報告されます。

 


シンガポール共和国大使館
106-0032 東京都港区六本木5丁目12-3
電話:03-3586-9111
FAX
03-3582-1085
特命全権大使:タン・チンチョン 閣下
H. E. Mr. Tan Chin Tiong

singemb_tyo@sgmfa.gov.sg


本国政府にもお送りください。ファックスは、001-010KDDI)のあとに下記をダイヤルするだけです。国内と同じようにすぐ繋がります。

首相    Prime Minister Lee     
lee_hsien_loong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6332-8983
上級相  Senior Minister Goh      
goh_chok_tong@pmo.gov.sg
FAX: 65-6732-4627
顧問相  Minister Mentor Lee      
lee_kuan_yew@pmo.gov.sg
FAX: 65-6734-5244
内相   Home Minister Wong
  wong_kan_seng@mha.gov.sg
FAX: 65-6254-6250
外相    Foreign Minister Yeo      
george_yeo@mfa.gov.sg
FAX: 65-6474-7885
交通相 Transport Minister Lim  
raymond_lim@mot.gov.sg
FAX: 65-6375-7734


サンプル文
件名: DPRK Smuggling Network in Singapore
本文:
Dear
(上記の名前、もしくはSir/Madam,

I am writing to urge the
Singapore government to prevent North Korean vessels from transporting WMD and narcotics through Singapore and prohibit shipping companies from providing services to the North.
http://www.un.org/News/Press/docs//2009/sc9679.doc.htm

Yours sincerely,
(あなた様の氏名)

 

リー・シェンロン首相


シンガポールという重要拠点を失えば、北朝鮮密輸ネットワークは大打撃を受けます!
ほんの少しだけ時間を割いてください。あなた様の送る一通のファックスが、拉致問題解決への大きな一歩となるかも知れません! よろしくお願いいたします。

 

拉致問題対策本部HPより

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